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当社グループのCSRの現状

CSR・環境対策委員会委員長(宍戸敏孝 代表取締役副社長)より

2010年度の活動を振り返って


CSR・環境対策委員会委員長
代表取締役 副社長
宍戸敏孝

2010年度は、「新たなる成長への挑戦」をメインテーマとし、「安全運航強化」や「環境戦略」を全体戦略に掲げた3ヶ年の中期経営計画「GEAR UP! MOL」のスタートの年でした。CSRについても初めて中期的な方針と目標を策定、これに基づいて設定した単年度目標の実現に向けて取り組んできました。この結果、コンプライアンスアカウンタビリティ、従業員の健康管理、社会貢献活動等、幅広い分野で全ての目標を達成しました。安全運航についても、「見える化」の方針のもとに設定した厳しい数値目標等、多くの課題を達成しました。しかし、2010年5月に鉄鉱石運搬船での海難事故が発生したこと等により、残念ながら4ゼロ(重大海難事故・油濁による海洋汚染・重大貨物事故・労災死亡事故の根絶)は達成できなかったため、直ちに対策を立案し実行に移しました。

環境保全の分野では、「環境戦略」を詳細な目標に落とし込みました。「船舶維新」プロジェクトではロードマップを作ってこれを推進、また「ECO SAILING」の徹底、グループ会社の取り組み、生物多様性に関する従業員の意識向上等でも、着実に成果を上げています。中でも、単位輸送当たりのCO2排出量の削減については、「2009年度比1%の削減」という目標に対し9.9%の削減(単体)を果たしました。これは経済回復に伴う荷動きの回復のみならず、「船舶維新」の推進、減速航行の強化、船隊の大型化等、これまでの取り組みが結実したものと考えます。

2011年6月、(株)日本政策投資銀行(DBJ)による「DBJ環境格付」において、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」であるとして、海運業界では初となる同格付を最高ランクで取得しました。

2011年度の活動にあたって

2010年度の目標達成状況を踏まえて、新たに2011年度の目標を設定しました。環境への取り組みを深度化する他、安全運航における4ゼロの必達を目指します。また、グローバル・コンパクトに関する海外拠点へのアンケート結果を踏まえ、世界的規模でのCSRの浸透にも努めます。このようにPDCAサイクルを回すことによって中期目標を完遂し、ステークホルダーからの評価を得ることを通じて、当社は社会とともに持続的に成長していくことができると確信しています。

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