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生物多様性保全への取り組み

当社グループが生物多様性に対して与える可能性がある影響としては、以下のものがあります。

  • 船舶のバラスト水、船体付着物及びコンテナ付着物による外来種の越境移動
  • 船底防汚塗料による生態系への影響
  • 沿岸・海岸建設物による生態系への影響
  • オフィスで使用する紙・文房具等による生態系への影響

当社は、船舶について生物多様性への影響を小さくするための技術の開発・導入に努める一方、沿岸・海岸建設物にあたってはプロジェクトパートナーとともに影響評価を実施、またオフィスにおいてはグリーン調達やリサイクルを徹底しています。また、生物多様性保全や自然保護に対する従業員の意識を高めるため、社内コミュニケーション・ツールを活用した啓蒙活動や自然保護活動に取り組んでいます。

「生物多様性宣言推進パートナーズ」に参加

当社は、「日本経団連生物多様性宣言」の趣旨に賛同し、これを実践していくことを内外に示すために、同宣言推進パートナーズに参加しました。

日本経団連生物多様性宣言(要約)

  • 自然の恵みに感謝し、自然循環と事業活動との調和を志す
  • 生物多様性の危機に対してグローバルな視点を持ち行動する
  • 生物多様性に資する行動に自発的かつ着実に取り組む
  • 資源循環型経営を推進する
  • 生物多様性に学ぶ産業、暮らし、文化の創造を目指す
  • 国内外の関係組織との連携、協力に努める
  • 生物多様性を育む社会づくりに向け率先して行動する

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バラスト水・船体付着物について


バラスト水処理実験装置

貨物の積荷役に合わせて排出されるバラスト水は、海洋生物を越境移動させ、海洋生態系及び生物多様性の保全及び持続可能な利用に対し影響を与える恐れがあり、1980年代後半から国際的に問題視されるようになりました。これを受けてIMOで2004年2月に「バラスト水管理条約」が採択され、発効に向けて批准が進んでいます。この条約は、2017年以降は、全ての船舶において、バラスト水に含まれる水生生物を、一定基準を満たすまで処理(無害化)してから排出することを義務付けています。当社は、メーカー等と協力の上、バラスト水処理装置の開発、船上実証実験等に取り組み、2010年10月に開催された第61回海洋環境保護委員会(MEPC61)では実用化に必要な承認を取得しました。この他にグループ会社の商船三井近海(株)が条約の発効に先立ち、2010年度竣工船3隻にバラスト水処理装置を搭載する等、グループを挙げて早期無害化実現に向けて努力を続けています。また、船底ペイントの汚損等により海洋生物が船体に付着し、越境移動することも問題になっています。これを防ぐためのガイドラインがIMOにて議論されおり、当社も業界団体を通じて実用性等の観点から意見を述べ、国際的な指針づくりに貢献しています。

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船底防汚塗料について

従来、防汚性が高いTBT(Tributyl Tin:有機スズ)を含む船底塗料が用いられてきましたが、TBTが生態系へ与える有害性が広く認められるようになり、TBT等の有機スズ化合物を含む船底塗料の使用を規制する条約がIMOにおいて採択され、2008年に発効しました。当社は、早い段階からTF(Tin Free:有機スズ化合物を含まない)塗料への切り替えを始め、2005年度に全管理船をTF塗装化しています。

環境教育
当社では以下の取り組み等により生物多様性保全や自然保護、また、地球温暖化防止に関する従業員の意識の向上を図っています。環境に関する意識と知識を相乗的に高め、日々の業務遂行に活用していくことを目指して、今後も継続して環境教育の充実を図っていきます。

「月刊環境」
当社グループのイントラネット上で地球環境保全に関する最新のニュース等を監修して発行しています。

「環境E-Learning」実施
2011年2月、当社の従業員を対象に、イントラネットを活用した環境E-Learningを実施しました。地球環境保全に関する一般的な知識、それらに対する当社の環境戦略や具体的な取り組みに関する理解度を問う内容としました。

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