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ICTの利活用/スマートシッピング推進室

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IoTやビッグデータなどICTが急速に発展し、海上および船舶・陸上間での利活用の可能性が拡がっています。当社はその中核部門として「スマートシッピング推進室」を新設しました。当社運航ノウハウにICTの要素技術(シーズ)を取り込み、お客様の潜在的なニーズと結びつけることで今以上の利便性向上を目指すとともに、世界最高水準の安全運航を実現していきます。

また、同室は「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」のコンセプトの一つである「高度安全運航支援技術」の開発推進を担います。2017年5月、当社が三井造船(株)と共同提案した「自律型海上輸送システムの技術コンセプトの開発」が国土交通省「交通運輸技術開発推進制度」の研究課題に採択されました。船舶の自動・自律運航技術の導入による安心・安全で効率的な海上輸送システムの実現に向けて、技術開発ロードマップを策定していきます。

<FMS. Safety> 運航船の動静および気象モニタリングシステム

(株)ウェザーニューズと共同開発した「FMS.Safety」を使い、当社グループ運航船約840隻の動静と気象海象を監視し、24時間365日、いつでも本船船長からの相談を受けることのできる体制を整えています。

ひとつ上の安全を目指した運航支援ツール「ハザードマップ機能」

ハザードマップ機能航海中の船上で使用する最適航路選定システム「Captain's DOSCA」にハザードマップ機能を追加しました。ハザードマップは過去の事故情報、危険海域、特別規則適用海域、実測気象情報などで構成されており、航海計画や予定進路の気象状況を確認する際、自船航路付近のハザード(例:過去に座礁事故が発生、航行規制が存在)に対する「気づき」の機会を与え、より一層の安全運航をサポートすることが可能になります。

<ACE> 新型オートパイロット航路制御機能

当社は東京計器(株)とともに新型オートパイロット航路制御機能「ACE(Advanced Control for Ecology)」の実船での性能検証試験を実施しました。「ACE」は船の針路の方位を設定することで、風潮等の外乱影響を推定し、航路離脱距離を最小化すべく舵を最適に制御します。これにより、従来の制御方法と比べ、航路離脱距離や保針のための操舵の抑制がミニマイズされ、省エネ運航を実現します。
「Fleet Monitor」を用いた検証試験では約1.5%の省エネ効果を確認しています。

<Fleet Monitor> 運航モニタリングシステム

当社グループは、現在、三井造船(株)が開発した船舶運航モニタリングサービス「Fleet Monitor」を約60隻に導入しています。これは衛星通信を使って陸上オフィスに定期的に自動送信された運航データを共有しながら、運航管理を行う船陸統合型の情報インフラシステムです。

<CMAXS e-GICSX> 次世代型機関状態監視システム

当社は、2015年度に竣工したメタノール専用船“MAYARO”に、運航データを利用する次世代型機関状態監視システム(CMAXS e-GICSX *1)を搭載し実船検証試験を開始しました。
運航モニタリングシステムを活用し、乗組員が気付けない機関の異常の予兆を検出し、機関トラブルの未然防止や運航停止時間の極小化を実現します。

(*1) CMAXS e-GICSX
三井造船(株)と(一財)日本海事協会(ClassNK)の共同研究に基づく最先端のデータ分析機能を組み合わせた次世代型機関状態監視システムで、船陸間通信の有無に関わらず、船内で異常検知を実施する機能と、異常検知結果に基づいたトラブルシューティングを表示する機能を有する。従来の状態監視とは異なり、高度なアルゴリズムを用いて複数のセンサ間の相関関係を解析することができる。

通信インフラの整備

当社は既存のフリートブロードバンド(船舶と陸上オフィス間の通信環境)を適宜見直し、最新のインマルサットGX衛星を使った通信サービスなどの高速大容量通信サービスの導入を始めています。これにより運航船舶の位置、スピード、エンジン状態などのリアルタイム情報を把握することが可能となり、CO2排出量のさらなる削減や安全運航の実現に寄与します。また、船陸間コミュニケーションや乗組員の福利厚生の充実にも役立ちます。

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