 VLCCを主力とする原油タンカーの他、プロダクト・ケミカル・LPGタンカーによる当社タンカー船隊は、いずれの分野でも世界屈指の規模です。当社は、エネルギー輸送のエキスパートとして、これらフルラインアップかつ世界最大級のタンカー船隊による万全の安全運航体制を確立し、全世界規模での営業活動を展開しています。また、VLCCやLR型プロダクトタンカーでプール運航会社を設立し、顧客ニーズにあった高品質のサービス提供にも取り組んでおります。
<2011年度の営業概況>
油送船市況について、原油船(VLCC)は、新造船の供給圧力や欧米経済の悪化を背景として低調に推移しました。しかしながら、不安定な中東情勢を背景とした石油消費国の調達ソース分散化の動きをうけて遠距離輸送需要が増えたことから、3月中旬以降回復しました。石油製品船は、根本的な需給バランスは改善に向かっているものの、欧米経済低迷による裁定取引鈍化をうけた船腹過剰感を背景に低迷しました。LPG船(VLGC)は、中東からの堅調なLPG輸出を背景に7月以降上昇基調となりましたが、輸出量の鈍化を背景として11月下旬以降、軟化しました。斯様な市況環境の下、減速航海の更なる深度化やプール組成による運航効率改善、船費削減の取り組みを進めましたが、燃料費高に加え円高の影響もあり、油送船部門は損失を計上しました。 |