HOMEIR情報個人投資家の皆様へ > 海運の基礎知識

個人投資家の皆様へ

IR情報
経営方針
決算情報・財務データ
IR資料室
株式・格付情報
個人投資家の皆様へ

海運業の産業特性と商船三井のビジネスモデル

外航海運業の産業特性として、世界単一市場で事業を行っていることが挙げられます。船は固定資産ですが、不動産とは異なり海上を自由に移動し、世界のどこにでも行き来できる「流動性」を持っています。また、「海運自由の原則」により、基本的には政策的な参入障壁はありません。したがって、世界の荷動きが活発になり船の供給を上回れば運賃・傭船料は高騰し、荷動きが停滞・減少して船の供給を下回れば運賃・傭船料は下がるというように、経済原則に従って市況が変動します。その意味で海運業は、世界経済の様々な変動要因の影響を色濃く受ける市況産業だと言えます。こうした特性を持つ海運業において利益を上げるには、市況の上昇に一歩先駆けて船を調達する先見性や、どのような市況のもとにあっても損益を改善できる能力が必要です。当社が総合海運会社として培ってきたビジネスインテリジェンスの基盤、そして調達・運用期間の最適な組み合わせや効率的な運航を実現するためのノウハウが力を発揮します。

一方で、海運が市況産業であるがゆえに、運賃や傭船料の市況変動リスクを抑制したいというニーズは顧客・海運会社双方に存在します。顧客側では、信頼できる海運会社と長期に安定したコストで輸送契約を結びたいというニーズがあります。海運会社としても高価な資産である船に投資する上で、長期に安定した収益を生む契約を結ぶことができれば、確実な投資回収を見込むことができます。双方のニーズを結びつけるにあたっては、当社が持つ安全運航の履歴や強固な財務基盤、そして顧客ニーズに合致した最適な船型やサービスを提案する能力が強みになります。事実、世界の海運会社の中でも、当社ほど多くの長期契約を持つ会社はまれです。2000年代半ば、特に中国の資源輸入が急拡大した局面において、当社は先行発注した船で急騰した市況を享受しました。しかしその後、需給環境の急激な変化によりスポット市況にさらされて運航する船が過剰な状態となりました。現在はこれを是正すべく、中長期契約による安定収益の積み上げに投資を傾斜し、市況エクスポージャーを縮小する方向に舵を切り、着実に実行しています。

商船三井は130年以上の歴史において幾度となく市況の波を経験してきました。市況産業であるとともに成長産業である海運業において、今後も、適切な契約ポートフォリオによって市況変動の影響をコントロールし、持続的な成長を目指していきます。

海運市況について詳しくはマーケットデータをご覧ください。

このページの先頭へ