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船舶管理体制を改編 - より良き安全運航へ -

2006年03月29日

中期経営計画「MOL STEP Review」に基づき、現在の約700隻から2009年度末に900隻へ船隊拡大を進めている当社は、安全運航面で第一級のパーフォーマンスをさらに向上させるため、船舶管理体制を改編します。

タンカー部門

  • 商船三井タンカー管理(株)発足
    原油船・プロダクト船・LPG船・ケミカル船などタンカーについては、本社船舶部「タンカースーパーバイジンググループ」を、グループ船舶管理会社「国際エネルギー輸送(株)」に4月1日付で統合し「商船三井タンカー管理(株)」に改称します。
    同社は4月24日付で、東京都品川区から港区虎ノ門の商船三井油送船部・船舶部に隣接したフロアへ移転します。営業部門と有機的に結びついた船舶管理体制を実現して、国内石油会社やメジャーなど顧客の期待にこたえます。
  • 新体制
    タンカーの船舶管理業務は、同社とMOL Tankship Management Ltd.(ロンドン)、MOL Shipmanagement (Asia) Pte.Ltd.(シンガポール)の3社が担います。この在外2社をそれぞれMOL Tankship Management (Europe) Ltd.、MOL Tankship Management(Asia) Pte.Ltd.に改称し、「商船三井タンカー管理」の統括下へ再編します。

コンテナ船・自動車船・バルカー部門

  • 新たな船舶管理拠点
    フィリピンのマニラでは、現地最大手の船員派遣業企業である「マグサイサイ・マリタイム・コーポレーション」との合弁で、当社船へのフィリピン船員配乗を専業とするMagsaysay Mitsui O.S.K Marine Inc.を1993年以来運営してきました。このたび同社に船舶管理部門を新設し、バルカーと木材チップ船の管理を行います。
    シンガポールには、コンテナ船・自動車船・バルカーの新たな管理会社としてM.O.Ship Management(Singapore)Pte.Ltd. を3月21日付で登記設立済みであり、5月に業務開始予定です。同地でタンカー・バルカーなどの船舶管理を行ってきたMOL Shipmanagent(Asia)は、前記タンカー管理体制再編に伴って、MOL Tankship Management (Asia) Pte.Ltd に改称の上、タンカー専業とします。
    オランダ・ロッテルダムのAzalea Maritime B.V. では、今年3月から本格的にコンテナ船船舶管理を開始しています。今後さらに船舶管理部門を強化、拡充していきます。
  • 新体制概要
    新2拠点を加え、東京の2社(エムオー・シップマネージメント、三井近海汽船)、香港(New Asian Shipping B.V.)、ロッテルダム、シンガポール、マニラの計6拠点で管理する体制が始動します。拡大する船隊に世界各地の拠点で対応。いずれの拠点においても管理隻数を適正規模とし、各船の運航現場に十分に眼を行き届かせ、確実な管理を行います。
    将来は、これら内外のドライ船の船舶管理拠点もタンカーと同様に、本社機能を移管した統括会社の下に再編する予定です。

タンカー部門概念図

コンテナ船・自動車船・バルカー部門概念図(将来)