トップページ > プレスリリース 2006年 > 船上再ガス化装置付LNG船を発注 -ノルウェー企業と合弁新会社設立-

船上再ガス化装置付LNG船を発注
-ノルウェー企業と合弁新会社設立-

2006年04月11日

当社はノルウェーのLeif Hoegh グループ(注1)と、新たな合弁会社を設立することで合意しました。米国北東部マサチューセッツ湾沖合で進められている、船上LNG再ガス化計画"ネプチューンプロジェクト"(注2)向けに、船上再ガス化装置付LNG船を同グループと共同保有の上、スエズグループ(注3)に長期定期貸船する予定です。

 これに伴い、船上再ガス化装置付LNG船2隻(+オプション1隻)を韓国・三星重工に発注しました。

合弁会社概要

所在地 グランドケイマン諸島
設立 2006年4月
出資比率 当社 50% / Leif Hoeghグループ50%
事業内容 LNG船の保有

新造LNG船の概要

全長 280m
全幅 43.4m
タンク容積 145,000M³
タンク形式 メンブレン式
再ガス化能力 1隻当たり18,000~34,000 M³/日
推進機関 ディーゼル電気推進
竣工予定 2009年第4四半期(第一船)

-注1-
1927年創業の独立系ノルウェー船主。現在は、Hoegh LNG社によるLNG船部門とHoegh Autolinersによる自動車船部門が収益の二本柱。ノルウェー北部の「スノービットプロジェクト」向けLNG船2隻を含むLNG船4隻を、当社と共同保有。

-注2-
Leif Hoegh社とSuez LNG North America社が共同して事業化を進めている。再ガス化設備を搭載した専用LNG船上で積荷のLNGを再ガス化し、直接海底パイプラインに送出するシステムを採用する。
パイプラインへの揚げ荷役は、マサチューセッツ湾の35キロ沖合に敷設されるブイにLNG船が係留された状態で、4~8日間かけて行われる。

-注3-
1858年創立で、欧米を中心にエネルギー・水道・廃棄物処理事業を幅広く手掛ける複合企業。傘下のSuez LNG North America社は米国でのLNG事業を担当。ボストンのLNG受入基地を保有し、トリニダードトバゴなどからLNGを輸入している。

計画図

627.jpg