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大井コンテナ埠頭に太陽光発電設備
国内コンテナターミナルとして初の大規模導入

2006年07月27日

当社グループは、企業理念に「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」ことを掲げ取り組んでいます。このたび、当社と当社グループの国際コンテナターミナル(株)(TICT)は、大井コンテナターミナルを「環境対策モデルターミナル(エコ・ターミナル)」と位置付け、太陽光発電設備を導入することを決定しました。

導入を決定したターミナルは、当社が(財)東京港埠頭公社から借り受け、TICTが運営している東京港大井コンテナ埠頭第3・4号バースです。国内のコンテナターミナルとしては初の大規模導入であり、その発電容量(200kW)は、民間の太陽光発電設備としては東京都内で最大規模となります。

本設備により発電が見込まれる電力(185千kWh/年間)は、同ターミナル内、主に管理事務所にて使用予定です。また本設備の導入により、通常の火力発電に必要な原油を年間約4万5千リットル削減できると同時に、その際発生するCO2も年間約128トン削減することを見込んでいます。このCO2の量は、約36ヘクタール(東京ドーム7.7個分)の面積の森林が1年間で吸収する量に相当します。

設置にあたっては、新エネルギー・産業技術総合開発機構(通称NEDO)が実施する「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」制度を活用し、本年10月に着工、2007年1月に完工、同4月からの運用開始を予定しています。

当社およびTICTは、今後も本エコ・ターミナルにおいて、(財)東京港埠頭公社並びに関係先等の協力を得ながら、種々の環境対策を講じていく予定です。

設備の概要

設置場所 東京国際コンテナターミナル 4号バース
ゲート棟及び洗車棟の屋上
設置面積 1,634.21m2
→太陽光パネル(1,323mm×1,004mm)1,200枚
発電容量 200kW
→民間施設の発電として東京都内で最大規模
年間発電量 185千kWh
→ 一般家庭約60世帯分に相当
→ターミナル内の管理事務所における消費電力の約20%を賄うことが可能