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ベトナム商船大学に「MOLクラス」を開設

2006年10月05日

当社はこのほど、船舶運航の高い安全水準を支える船員幹部候補を育成するための「MOLクラス」をベトナム海事大学およびホーチミン交通運輸大学に設立しました。
両海事大学の「MOLクラス」の定員は62名で、当社運航船における実践教育訓練や実践的な海事英語主体の独自講習を行います。

―設立の背景―
当社では現在世界各地の海事大学に「MOLクラス」を開設し、当社独自の安全教育や当社運航船における実践教育訓練を実施することにより「安全最優先」の当社基本姿勢を、就学時から涵養している。
今回の両海事大学との提携はその一環で、中国・大連海事大学における「MOLクラス」に次ぐ。

当社はベトナムを「当社の船員供給ソースの一翼を担う重要拠点」と位置付け、当社運航船に乗り組む同国船員の確保・育成を開始し、ベトナム政府が取り組んでいる「雇用の創出および船員教育と、将来の海事産業振興に必要な海上技術者育成」にも、積極的に協力していきます。

同国における、当社の船員確保・育成のための取り組みは以下の通りです。

1) ベトナム船員の配乗拡大
当社日本籍船1隻に配乗開始した。日本籍船を中心に、今後配乗隻数を拡大予定。

2) 日本政府の開発途上国船員養成事業への協力(ODA研修生の受け入れ)
数年間途絶えていた同国研修生の受け入れが、ベトナム政府の要請にこたえて次期ODA研修から再開されるに際し、乗船実習を当社が担当。*06年10月開講

3) ベトナム商船大学学生の乗船研修実施、「MOLクラス」の開設
ベトナム海事大学・ホーチミン交通運輸大学の学生に対し、当社運航船における実践教育訓練および「MOLクラス」の開設を10月から順次開始する。

4) 国立船員研修施設開設への技術協力
ベトナム政府運輸省海事局がハイフォンに開設を計画している「国立船員研修施設」への当社からの技術協力について検討、協議中。