トップページ > プレスリリース 2007年 > ウクライナ・オデッサにて船員教育・雇用体制を整備 - 国立大学と提携し、幹部候補生を育成 -

ウクライナ・オデッサにて船員教育・雇用体制を整備
- 国立大学と提携し、幹部候補生を育成 -

2007年01月22日

当社は、安全運航の原点に立ち返り「安全運航管理体制強化策」を策定し、当社最優先課題として安全運航管理体制の強化に取り組んでいます。
このたび当社は、船舶運航の高い安全水準を支える船員を育成するため、ウクライナ国立オデッサ海事大学(The Odessa National Maritime Academy)と「船員幹部候補生プログラムの導入」について契約を締結しました。

■プログラム概要とウクライナにおける船員雇用体制の整備
導入する船員幹部候補生プログラムは、当社運航船による乗船実習を主とするカリキュラムで構成し、毎年約20名の学生を指導する。2007年6月から乗船実習を開始し、卒業後は当社運航船の乗組員として雇用していく。
当社は2005年にウクライナ人船員の雇用を開始し、2006年10月に当社グループの船舶管理会社であるエム・オー・シップマネージメント㈱の駐在員事務所をオデッサに設立した。より優秀なウクライナ人船員を安定的に確保していくため、国立オデッサ海事大学と提携し、プログラムを導入するもの。

■当社の船員雇用・教育への取り組み
当社は、昨年5月から中期経営計画”MOL STEP Review”に沿った積極的な船隊整備を実施し、運航隻数を2009年度末までに900隻へと拡大する予定である。船隊拡大に伴う船員需要への対応と安全教育推進のため、世界各地で自営の船員配乗管理会社および船員訓練施設を運営し、当社船を運航する優秀な船員の確保・育成に努めている。同時に、フィリピン、インド、クロアチア、モンテネグロ、中国、ベトナム、インドネシア、ロシア、ウクライナ等の世界各地から幹部候補生を採用している。