LNG船船員研修プログラムSIGTTOスタンダード認証を取得

2007年03月14日

当社はこの度、当社研修所 MOL Kakio Instituteで実施している「LNG Carrier Standard Training Course」が、SIGTTOがLNG船乗組員の能力標準として提唱するスタンダードを網羅している教育プログラムである、との認証をノルウェー船級協会(DNV)より取得しました。

DNVによる審査は1月18、19日の二日間にわたって行われました。当社のLNG船船員研修プログラムならびに荷役シミュレータを使用した訓練内容が精査され、同協会の"Learning Program"基準に合致するものとして3月7日に認定されました。同時に当社の海外トレーニングセンター、担当インストラクターも認証登録されました。

3月末には、海外トレーニングセンターのLNG船船員研修担当者がKakio Instituteに集合し、同教育プログラムの研修会を開催します。

現在の当社運航LNG船は58隻、このうち船員を配乗している管理船は26隻(LNG船乗組員約750人)です。2010年には、運航船80隻、管理船47隻(同約1,300人)に拡大します。当社は今後、世界各地の当社トレーニングセンターで、同プログラムを実施し、同一基準で高品質の船員教育を展開します。

*SIGTTO (Society of International Gas Tanker & Terminal Operators Ltd.)

国際ガスタンカー運航者及び基地操業者協会の略。
LNG, LPGの生産・輸送から消費まで事業全体の安全確保を目的とした協議を行い、LNG船員研修の国際基準『SIGTTOスタンダード』等を策定している。
メンバーは2006年9月現在、欧州メジャーや電力・ガス会社など合わせて151団体が加盟している。