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「船舶用燃料重油のデータ集」を発行

2007年11月14日

このたび当社は、最近の船舶燃料重油の地域別性状についてのデータ集を発行し、船社として独自に重油性状を分析・集計してきた最新のデータを公表します。
本書が「エネルギーとしての重油の有効活用を図り、社会的使命である安全運航・環境保全に心がける、社外を含んだ幅広い層」への一助となることを念じ、あわせて販売を開始します。

<背景>
船舶の燃料である重油は、原油の精製過程の最後に残る重質残渣油を主に利用している。特に最近では、ガソリン・軽油などの中間産品を最大限に抽出するための二次分解装置が世界的に普及する中、さらにその重質・低質化が進んでいる。このため、FCC 流動接触分解触媒(ガソリン等の軽質留分を抽出する際に使用される触媒)が重油に混入する例が起きたり、粘度調整剤などの混合割合によって着火性・燃焼性が低下したりするなど、船舶の主機・発電機などにさまざまな障害をもたらしている。

<内容>
2006年度に当社技術研究所が実施した約4000のサンプル分析をもとに、次の2編で構成。

第I編: 重油性状の分析結果の集計手法、地域別及びグレード別の集計、各分析結果から読み取れる重油性状の特徴・推移等の解説。最近の船舶燃料重油を物語るトピックス。
第II編: 各サンプルの分析結果を集計したデータ集。

<冊子概要>

書名 :「船舶用燃料重油のデータ集 ~2006年度 燃料油地域別性状について~ 」
発行部数 :100部
発行・編集 :株式会社商船三井 技術部 技術研究所
体裁 :A4判 簡易印刷 全234頁
販売価格 :一冊 20,000円(税込) ※送料別
販売窓口 :(株)オレンジ ピーアール
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