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格付投資情報センター(R&I)による当社格付変更 
「A+」から「AA-」

2008年05月30日

格付投資情報センター(R&I)が当社の発行体格付け(*)を1ノッチ引上げ、AA-格へ、併せてコマーシャルペーパーの格付けも、a-1からa-1+への変更を決定致しました。
R&Iは格付引上げの主な事由として以下の点を挙げています。

  • 今後も続くと予想される旺盛な新興国の資源需要や、輸出地の遠隔化による輸送距離の増加などを背景に、不定期船の運賃市況は高止まりしている。
  • 当社は、鉄鋼原料などの海上輸送の急激な拡大という事業機会をいち早く掴んだ結果、利益水準が急激に増加し、2003年度以降、連結経常利益は海運大手3社でトップにたっている。また、中長期契約などにより2008年度1,230億円、2009年度1,530億円の安定利益を確保しており、当面高水準の利益を維持できると判断される。
  • 船腹需給のいわゆる2010年問題については、サブプライム問題の影響や造船用鋼板の供給遅れなどにより、当初の予想より供給が下回る観測が強まっている。また、老齢船のスクラップの進捗や、新興国の需要の強さを考慮すると、運賃市況が大きく悪化する事態は想定しにくい。
  • 利益蓄積により財務基盤の強化が進む見通し。2007年度の自己資本6,808億円は国内海運会社で最大規模である。運賃市況の変動や円高、燃料油価格上昇は懸念要因であるが、収益力が飛躍的に向上している当社は、海運事業のリスクをかなりの程度吸収できるまで財務基盤が充実してくると判断する。
(*)発行体格付け
個々の債券ではなく、発行体の債権債務の履行能力の確実性をあらわす格付け