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訓練船"SPIRIT OF MOL"フィリピン災害支援活動に参加

2008年07月15日

当社訓練船"SPIRIT OF MOL"はこのたび、6月下旬に襲来した台風6号で大きな被害を受けたフィリピン イロイロ州への同国政府の支援物資運搬の一部を担うとともに、現地での災害支援活動に参加しました。

フィリピン運輸通信省の要請を受け、飲料水用タンク/毛布/バケツなど約37トンの救援物資を同国政府関係者と共同で訓練生たちが同船に積み込みました。訓練船は7月8日に首都マニラを出航、7月9日にイロイロ港へ運搬しました。

物資を積み下ろした後の約一週間、訓練船の乗組員/訓練生の総勢約180名は、水害を受けた教会や小学校など公共施設の清掃活動に参加し、復旧作業を支援しました。

当社の活動に対し、イロイロ市長から感謝の言葉が寄せられました。今回の台風により被害を受けた方々が、一刻も早く通常の生活に戻られることを祈念しております。

ご参考~"SPIRIT OF MOL"~

全長:106m/全幅:16m/喫水:5.80m/総トン数:4,878トン

安全運航を維持する優秀な船員を確保するため、2007年7月に竣工した当社保有の訓練船。船橋(操舵室)の上層階に、訓練用の船橋を有するなど訓練船ならではの施設を有し、専任の教官(10名)が、一度に180名の訓練生に教育・訓練を実施している。将来の当社船員となる同じ年代、異なる国籍(フィリピン・インド・ロシア・ベトナム・中国・インドネシア等)の士官候補生が同時に乗船し、異なる文化を超えた共同生活を行う。主にフィリピン-インド間を航行しながら訓練を実施している。1回の乗船期間は4~6カ月。