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世界最大級の鉄鉱石専用船
"TUBARAO MARU"竣工

2008年08月05日

当社が新日本製鐵株式会社との長期輸送契約に投入する、30万トン級の鉄鉱石専用船"TUBARAO MARU(つばろん丸)"が本日竣工し、「命名・引渡式」を三井造船株式会社千葉事業所で行いました。
"TUBARAO MARU"は、昨年12月に竣工した世界最大級の鉄鉱石専用船"BRASIL MARU"の同型船で、1966年に竣工した初代"つばろん丸"の2代目。
式典には、新日本製鐵 宗岡正二社長、三井造船 加藤泰彦社長をはじめ多数の関係者が参加し、宗岡社長ご令室による支綱切断、宗岡社長による命名が行われました。
命名・引渡式終了後、同船はブラジルに向け就航しブラジル産鉄鉱石を日本向け輸送に従事します。

当社は、"BRASIL MARU"で日本船社として初めて30万トン級の鉄鉱石専用船(VLOC=Very Large iron Ore Carrier)による輸送に進出し、現在2隻の運航を手がけています。2009年8月には、当社が運航する30万トン級の鉄鉱石専用船は5隻(TUBARAO MARUを含む)になる予定です。

TUBARAO MARUの概要

  • 全長 : 340.00メートル
  • 全幅 : 60.00メートル
  • 喫水 : 21.13メートル
  • 載貨重量 : 327,127トン
  • 造船会社 : 三井造船株式会社

契約概要

  • 契約内容 : 長期連続航海輸送契約
  • 貨物 : 鉄鉱石
  • 積地 : ブラジル鉄鉱石主要積港 (ツバロン、ポンタ・デ・マデイラ)
  • 揚地 : 新日本製鐵主要製鉄所(大分・君津など)
  • 輸送量 : 年間 約140万トン
ご参考:
【初代 つばろん丸】鉱石兼油送船 1966(昭和41)年7月15日竣工 55,605重量トン
わが国初の鉱石兼油送船として竣工。往路の航海ではペルシャ湾からブラジルへ原油を輸送し、復路の航海ではブラジルから日本への鉄鉱石輸送に従事した。