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海難事故緊急対応訓練実施
タンカーの油流出・大規模事故を想定

2008年08月05日

当社は万一の海難事故に備えた緊急対応訓練を定期的に行っており、このたび国内におけるタンカーの大規模な油流出事故の発生を想定した緊急対応訓練を実施しました。本訓練の概要は以下のとおりです。

実施日時:
7月31日(木)13:00~16:10
目的:
安全運航を徹底し海洋・地球環境の保全に努めるという、商船三井グループが企業理念に掲げている社会的責任体制をより強固に整備するため、油流出事故に伴って必要となる情報の伝達及び対応などが的確かつ円滑に行えることを確認する。
参加者:
総勢約70名にて実施。主な参加者は以下のとおり
  • 東京本社:安全運航本部長(副社長)原田英博、同副本部長(常務執行役員)平塚惣一、(執行役員)根本正昭、油送船部、海上安全部、技術部、経営企画部、総務部、広報室
  • 船舶管理会社:商船三井タンカー管理(株)社長
  • 支店:横浜支店長
  • 官庁など:国土交通省、海上保安庁、日本船主協会などの関係者
訓練内容:
揚荷中のタンカーに他船が衝突し破口が生じ、積荷の原油が流出するという想定。事故が発生したタンカーからの第一報受信、重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達手順の確認および外部関係先への報告などの初期対応の手順確認や、油防除の手配、メディア対応の訓練などを実施した。
今回の成果と今後の取り組み:

上記訓練により、各拠点との連絡体制の有効性を確認した。タンカーを想定した緊急対応訓練は、1993年に実施して以来、世界各地における種々の状況を設定しながら実施しており、今回は主に国内の連絡体制の整備に主眼をおいた。今後も船種を越えて、訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体のより一層強固な緊急対応体制を整備していく。