2008年12月24日
2008年の当社重大ニュースを下記の通りまとめました。
2008年3月期決算で史上最高益更新
- 結経常利益は、3,022億円となり、5期連続で史上最高益を更新。配当を上方修正し、17円とした。中間14円とあわせて通期で31円(4月)
- 2009年3月期第2四半期決算でも前年同期比、増収増益となった。中間配当も15.5円を実施(10月)
不定期船市況の乱高下
6月初旬に史上最高値の230,000ドル(/日)を超える値をつけたケープサイズバルカーの傭船料(4航路平均)が10月下旬には40,000ドル(/日)台に急落、12月には2,000ドル(/日)台にまで落ち込んだ。
安全運航確保の各種施策を実施
- MOL Safety Conferenceをインドとフィリピン、オランダで実施(1月、2月、3月)
- インドのトレーニングセンターへ全周型ブリッジシミュレータを設置(2月)
- 海難事故緊急対応訓練を実施(7月)
- 安全運航キャンペーンを実施(10~11月)
- 訓練船「SPIRIT OF MOL」で海賊対策訓練を実施(11月)
世界最大級の鉄鉱石専用船"BRASIL MARU"(2007年竣工)が、シップ・オブ・ザ・イヤー2007を受賞(6月)
「鉄鉱石の輸送コストの削減に寄与、疲労強度を画期的に改善する処理を溶接部に施したこと、移民船ぶらじる丸のⅢ世でもある本船がブラジル移民100周年の年に就航した」点が評価された。
"BRASIL MARU"に引き続き、30万トン級の鉄鉱石専用船2隻("NOVA ERA"7月、"TUBARAO MARU"8月)が竣工した。2009年8月には、当社が運航する30万トン級の鉄鉱石専用船は計5隻になる。
グローバル営業強化のため海外拠点を充実
- Mitsui O.S.K. Bulk Shipping(Asia, Oceania)が、パース事務所を西豪州に設立(8月)
- インドに完成車輸送事業会社を設立(11月)
訓練船"SPIRIT OF MOL"フィリピン災害支援活動に参加(7月)
訓練船"SPIRIT OF MOL"が、6月下旬に襲来した台風で大きな被害を受けたフィリピン イロイロ州への同国政府の支援物資運搬の一部を担い、現地での災害支援活動に参加した。
本活動に対し、フィリピン政府から感謝状が贈られた。(10月)
積極的なIR活動の成果
- 格付投資情報センターによる格付変更(「A+」→「AA-」)(5月)
- 日本IR協議会「IR優良企業賞」を受賞(11月)
バイヤーズコンソリデーションサービスを拡充・成長
- 当社バイヤーズコンソリデーション事業のブランド名をMCSと命名(9月)
- 米国大手服飾小売店Burlington Coat Factory社のバイヤーズコンソリデーション業者として選定され、サービス開始(9月)
- 米国大手家具小売店W.S. Badcock社から新規に業務を受注(12月)
顧客ニーズ、時代のニーズにあった組織の改編
- 「経営法務グループ」を新設(6月)
- 「LPG・メタノールグループ」を「LPG船グループ」と「油送船プロジェクトグループ」に分割。同時に東京マリン(株)に「傭船・プロジェクト室」を新設し協同して顧客要請に対応する。(11月)
本社ビルオフィスリニューアル完了(12月)
耐震補強、セキュリティ向上、ユニバーサルデザインを施すための2年にわたる改修工事が完了した。