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名村"パワー・マックス"第四船が竣工

2009年07月07日

当社は関西電力株式会社と積荷保証契約(専用船契約)を結び、8万トン級の大型石炭船"MAIZURU DAIKOKU"を名村造船所にて建造し、7月3日に就航させました。

"MAIZURU DAIKOKU"は名村造船所と当社が電力会社向けに共同開発した「幅広石炭船」で、2007年12月竣工の"鳳洋"、2008年6月の"七海"、2008年9月の"翠海"に続くパワー・マックスシリーズ4隻目です。豪州・インドネシア積み石炭を中心とした海外炭を関西電力舞鶴発電所向けに輸送する契約を得ました。関西電力向け専用・専航船としては、2006年竣工の"水薙丸"に続く2隻目です。

パワー・マックス特長

  • 全長・全幅を抑えつつ、載貨重量トン数を従来の幅広石炭船に比して更に拡大。より多くの貨物を積み取れる経済性ある船型。
  • 係船装置を強化・工夫することで係船力を向上。
  • 国際ルールに先駆け、燃料タンクを完全二重化。燃料油流出リスクを低減し、環境面、安全面でもより一層充実させた最新鋭船。

2014年ごろに予定されているパナマ運河拡張後を視野に入れたポストパナマックス型船型として、幅広船は世界のバルク輸送に最適な船型です。当社電力炭輸送部門では「パワー・マックス」を船隊の中核を担う基幹船型と位置づけ、同型船が今後も順次就航します。

"MAIZURU DAIKOKU"概要

  • 全長 235m
  • 全幅 38m
  • 型深 20m
  • 載貨重量 89,990トン
  • 船籍パナマ