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海難事故緊急対応訓練実施
~訓練船の衝突・火災・油濁事故を想定~

2010年02月19日

万一の海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として当社は昨日、訓練船「SPIRIT OF MOL」のフィリピン沿岸(マニラ湾)での衝突・火災・油濁事故を想定した訓練を実施しました。本社およびグループ船舶管理会社約60名が参加した本訓練の概要は、以下のとおりです。

1. 実施日時 :
2月18日(木)13:00~16:30
2. 目的 :
商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固に整備する。
当社訓練船における特に火災・油濁事故の際に必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
3. 主な参加者 :
  • 東京本社
    副社長 青木陽一を重大海難対策本部長役とし、関係役員9名および関係部署(経営企画部、総務部、広報室、海上安全部、技術部)
  • 船舶管理会社 (株)エム・オー・ケーブルシップ
  • 現地(フィリピン)関係会社
    MOL Philippines Inc.、Magsaysay-MOL Marine Inc. など
4. 訓練内容 :
「フィリピン沿岸を航行中の当社訓練船と付近を航行中の小型タンカーが衝突。衝突によって生じた破口から燃料油が流出し、それと同時に昼食準備中だった調理室で火災が発生した」という想定で訓練を開始。
事故が発生した訓練船からの第一報受信に始まり、重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応や消火方法などの手順確認、模擬記者会見などを実施した。
5. 今後の取り組み :
当社では年に2回、諸条件を考慮しながら世界各地に海難事故現場を想定し緊急対応訓練を実施している。今後も訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体でより一層強固な緊急対応体制を整備していく。