2010年04月14日
当社はアフリカ航路に関してサービスの改編・新設を行います。
今回のサービス改編・新設を通じて、当社はクーハ港(南アフリカ共和国)(*)をアジア、西アフリカ、南部アフリカ諸国ならびに南米東岸諸国をつなぐハブポートとして位置づけ、高品質なサービスを提供します。
当社は新中期経営計画「GEAR UP! MOL」において「新たなる成長への挑戦」をテーマとし、今後も成長の見込まれる新興国トレードのネットワーク拡充を進めていきます。
(*)クーハ港(南アフリカ共和国)
南アフリカ共和国ポートエリザベスの北東約20キロに位置する。南アフリカ共和国のすべてのターミナルを運営する国営ターミナル運営会社、TRANSNET社が2009年10月に開業した。大型船の寄港を可能とする大水深バースを有し、充実したトランシップ機能をもつターミナルとして設計され、同地域随一のハブ港を目指している。
サービス改編・新設概要
アジア/ダーバン向けサービスを見直し、現在10日間隔で配船するアジア‐インド洋諸島/南アフリカ/モザンビークサービス(MZX)を、ウィークリー配船化するとともに、インド洋諸島寄港を休止し、アジア/南アフリカ(ダーバン)/モザンビークのサービスに改編します。
これに伴い、これまでアジア/ダーバンサービスを提供していたアジア/南米東岸航路(CSW)の西航において寄港地をダーバン港からクーハ港に変更するとともに新たにアジア/インド洋諸島(IOX)のサービスを提供します。
A. アジア-インド洋諸島/南アフリカ/モザンビークサービス(MZX)の改編
B. アジア/南米東岸航路(CSW)の改編
C. アジア/インド洋諸島サービス(IOX)の新設
MZXサービスの改編に伴い、アジア/インド洋諸島サービス(IOX)を開設し、インド洋諸島へのサービスを提供します。
南アフリカ共和国の国営ターミナル運営会社であるTRANSNET社がハブポート構想のもと拡充を進めているクーハ港について、当社は昨年、アジア船社としては初めて寄港を開始しました。今回の改編で、同港利用を本格化させることにより、アジア・南米東岸・西アフリカ・南部アフリカ諸国を結ぶネットワークを確立し、効率的で高品質なサービスを提供します。
その一環として、当社の南アフリカ/西アフリカ航路(SWX)を改編するとともに、成長著しいアンゴラ共和国のマーケット需要に対応するため、クーハ港とルアンダ港を結ぶシャトルサービス(AOS)を新たに開設します。
A. 南アフリカ/西アフリカ航路(SWX)の改編
B. アンゴラシャトルサービス(AOS)の新設