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ベトナムで曳船事業を開始

2010年11月18日

当社はこのたびベトナムで現地企業2社と合弁会社を設立し、曳船事業を開始しました。
合弁会社は、大水深コンテナターミナルの建設が進むベトナム・カイメップ/チーバイ地区(*1)において、高馬力高性能曳船を配備し、ベトナムおよび寄港船社の期待に応えうる、安全かつ高品質な離着桟支援サービスを提供します。

1. 合弁会社について

(1)合弁会社名 Tan Cang-Cai Mep Towage Services Co.,Ltd. (TCTS)
(タンカン・カイメップ・トウエッジ・サービシイズ・カンパニー・リミテッド)
(2)設立 2010年8月
(3)本社所在地 ベトナム バリア・ブンタウ省
(4)業務内容 本船離着桟時の曳船作業およびエスコート作業の提供
(5)出資者 株式会社 商船三井
Saigon Newport Corporation(ベトナム)(*2)
Haivan Shipping-Services Corporation(ベトナム)(*3)
(6)資本金 4.5百万米ドル
(7) 当初配備曳船 4,000馬力型 × 2隻(1隻は日本からの輸出船)

2. 曳船事業会社設立の目的と意義

ベトナムのカイメップ/チーバイ地区河川港には、成長著しいベトナム南部の経済発展を背景に、大水深コンテナターミナルの整備が進められており、今後も大型船寄港数が増え、安定した曳船サービスが不可欠となっています。新会社は、当社グループで培われた高品質な曳船運航ノウハウの注入を受け、これらニーズに応え、同地区の安全なオペレーションに貢献していきます。

(*1)
ホーチミン市から約50キロ南東のバリア・ブンタウ省カイメップ川およびこれに続くチーバイ川流域。既に大水深コンテナターミナルが3ヶ所開業しており、今後、さらに、コンテナターミナル、バルクターミナルなどが開業予定です。
(*2)
ベトナム国防省(Ministry of Defence)及び海軍傘下にある国営のターミナル運営会社大手。昨年にはカイメップ地区に新たな大水深コンテナターミナルを稼動済み。さらに、同ターミナル隣接地では、同社および当社他が参画するコンテナターミナルが来年開業予定です。
(*3)
バリア・ブンタウ省のカイメップ川・チーバイ川流域で船舶代理店業のほか、曳船、バージ事業を展開しています。曳船4隻(建造中を含む) 、バージ5隻を運航中。