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東北地方太平洋沖地震被災地の支援活動について(5)
~客船「ふじ丸」の岩手県寄港の件~

2011年04月11日

当社は、被災地支援活動の一環として、外航クルーズ客船「ふじ丸」を大船渡、釜石、宮古の三港に本日から順番に寄港せしめ、このたびの東日本大震災で被災された地元の皆様に食事、入浴、休息等のデイユースサービスを無償提供致します。
本船は、本日11日(月)7時半に最初の目的地である大船渡港に到着致しました。午後12時からデイユースサービスを開始致します。

利用船舶
「ふじ丸」

スケジュール

2011年
  • 4月11日(月) 0730 大船渡港着(野々田地区埠頭)
  • 4月12日(火) 1730 大船渡港発
  • 4月13日(水) 0800 釜石港着(須賀地区岸壁)
  • 4月14日(木) 1800 釜石港発
  • 4月16日(土) 0800 宮古港着(藤原地区岸壁)
  • 4月17日(日) 1800 宮古港発
  • 4月18日(月) 1700 東京着

対象者

各港において約2,000名(1日あたり1,000人)、三港で約6,000名の方々にご利用いただく予定です。
ご利用には、各市町(大船渡市・陸前高田市・釜石市・山田町・宮古市)役場への事前のお申し込みが必要です。

デイユースサービスの内容

  • (1)新鮮な野菜を中心としたお食事の提供
  • (2)大浴場での入浴機会提供
  • (3)客室の利用(シャワーの利用が可能)
  • (4)船舶公衆電話の開放、携帯充電器の提供(NTTドコモのご協力による)
  • (5)映画上映

いずれも無料でご利用頂きます。

なお、本支援活動の実現にあたっては、岩手県、地元自治体および国土交通省にご協力を頂いております。

大船渡、釜石、宮古の三港は、「ふじ丸」および当社グループの客船「にっぽん丸」にとって非常にご縁が深く、この10年で合計16回寄港しております。寄港の度に地元の皆様に温かい歓迎を頂いて参りました。今回の被災地訪問は、これまでの地元のご支援に少しでもお返しできればとの思いから、被災された皆様にささやかながらゆっくり過ごして頂けるよう、デイユースサービスを実施するものです。本支援活動に要する費用はすべて(株)商船三井が負担しています。

尚、本船舷側に掲げております「おでんせ、ふじ丸」は、地元の言葉で「おいで下さい、ふじ丸」という意味です。

(ご参考)

外航客船「ふじ丸」主要目

  • 船主:日本チャータークルーズ(商船三井グループと新日本海フェリーグループの折半出資会社)
  • 総トン数:23,235トン
  • 全長:167m
  • 全幅:24m
  • 喫水:6.6m
  • 船客定員(最大):600名
ふじ丸 岩手に向けて晴海を出航 (4月9日)
ふじ丸 大船渡港に着岸 (4月11日)
ふじ丸 舷側に掲げている「おでんせ、ふじ丸」