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海難事故緊急対応訓練実施
~ばら積み船の衝突・浸水・油濁事故を想定~

2011年05月20日

万一の海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、当社は自社にて所有・運航のばら積み船「MONA LINDEN」の瀬戸内海・備讃瀬戸東航路(香川県男木島沖)での衝突・浸水・油濁事故を想定した訓練を実施しました。本社およびグループ会社の役職員約60名が参加した本訓練の概要は、以下のとおりです。

1.実施日時
5月19日(木)13:00~16:00
 
2.目的
商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固に整備する。
当社が所有・運航する船舶における特に油濁の際に必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
 
3.主な参加者
・(株)商船三井
重大海難対策本部長役の社長 武藤光一をはじめ関係役員8名および関係部署(経営企画部、総務部、広報室、海上安全部、技術部、鉄鋼原料船部、ドライバルク船スーパーバイジング室、グループ事業部)
・船舶管理会社 Magsaysay MOL Ship Management, Inc.(フィリピン)
・船舶管理統括会社 エム・オー・エル・シップマネージメント(株)
・日本栄船(株) 神戸本社(企画管理部、船舶部)、坂出支店
 
4.訓練内容
「瀬戸内海・備讃瀬戸東航路を水島向け航行中の当社運航ばら積み船と付近航行中の内航貨物船が衝突。衝突により浸水、燃料油の流出が発生した」という想定で訓練を開始。事故発生の第一報受信に始まり、重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、油濁への対応(流出油の回収方法などの手順確認)、模擬記者会見などを実施した。
 
5.今後の取り組み
商船三井では年に2回、諸条件を考慮しながら世界各地に海難事故現場を想定し緊急対応訓練を実施している。今後も訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体でより一層強固な緊急対応体制を整備していく。