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インドネシア初の内航LNG輸送プロジェクトを受注

2011年12月20日

当社はこのたび、ヌサンタラ・リガス社 (PT Nusantara Regas、本社:ジャカルタ、President Director:Hendra Jaya氏)(*1)から、同社がインドネシア・ジャカルタ沖合で操業するFSRU(*2)向けのLNG輸送を実施する船社に選定されました。

本プロジェクトは、インドネシア・ボンタン港等を積港とする最大300万トンのLNGを対象とするもので、インドネシアにおける初のLNG国内輸送です。また、当社としてインドネシアに於ける初のオフショアビジネスとなります。 

これまでの当社のインドネシアLNGビジネスへの取組み、ならびに、当社のLNG輸送における技術力が高く評価されたものと考えています。

インドネシアの海運会社トラダ・マリタイム(PT Trada Maritime Tbk、本社:ジャカルタ、President Director:Teguh Arya Putra氏)と共同で設立する会社(*3)がLNG船1隻("LNG AQUARIUS"(*4))を所有、本輸送を実施します。輸送開始は2012年1月下旬を予定しており、輸送契約期間は2022年末までとなります。

天然ガスの国内需要が高まっているインドネシアにとって、LNGの国内輸送および海外からの輸入は新たなビジネスモデルとなります。当社は、今後も顧客ニーズに的確に応えたLNG輸送サービスの提供に積極的に取り組んでいきます。 

(*1)ヌサンタラ・リガス社: 
インドネシア国営石油会社(PT Pertamina(Persero)、本社:ジャカルタ)が60%、インドネシア国営ガス会社 (PT Perusahaan Gas Negara (Persero) Tbk、本社:ジャカルタ)が40%出資するインドネシア法人。 
(*2)FSRU: 
Floating Storage and Regasification Unitの略。LNGタンカーで生産地から運ばれてきたLNGを消費地に近い沖合で受け入れ、液体のLNGを気体に戻して、気化した天然ガスをパイプラインで消費地へ送るための浮体式の設備。
(*3)新会社の出資比率: 
トラダ・マリタイム社 51%、当社 49%の予定。
(*4)本船概略
全長:285m
幅:43m
喫水:10.9m
容量:126,300m³(モス型5球)
建造年:1977年