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重大海難事故緊急対応訓練を実施
~三重県沖での鋼材輸送船の衝突事故を想定~

2012年11月05日

株式会社商船三井
商船三井近海株式会社

万一の重大海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、株式会社商船三井(以下、商船三井)と商船三井近海株式会社(以下、商船三井近海)は第四管区海上保安本部の協力のもと、商船三井近海が運航する鋼材輸送船が三重県大王埼沖で小型内航船と衝突したことを想定した緊急対応訓練を実施しました。

本訓練の概要

  • 実施日:11月2日(金)
  • 目的:
    • 商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固のものに整備する。
    • 商船三井近海運航船で海難事故が発生した場合の必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
  • 主な参加者:
    • 商船三井:重大海難対策本部を構成する役員および関係部署
    • 商船三井近海:重大海難対策本部を構成する役員および関係部署、船舶管理会社
  • 訓練内容:
    「名古屋港を出港し三重県大王埼沖を神戸港に向け航行していた鋼材輸送船と、尾鷲港を出港し京浜港に向け航行していた小型内航船が衝突。衝突により機関室に浸水し航行不能に陥る。燃料油の船外流出、乗組員負傷が発生し、また相手船の乗組員1人が海中転落した」想定で訓練を実施。事故発生の第一報を受けて、第四管区海上保安本部への通報、商船三井及び商船三井近海にそれぞれ重大海難対策本部を設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

今後の取り組み

商船三井は年2回、重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施している。今後も訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体で万一に備えたより一層強固な緊急対応体制を整備していく。