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「SMBCサステイナビリティ評価融資」の第一号適用会社として高評価を取得

2013年05月02日

当社はこのたび、株式会社三井住友銀行が取り扱いを開始した「SMBCサステイナビリティ評価融資」(注1)の第一号適用会社として高評価を取得し、同評価に基づく融資を受けました。

同評価においてはESG(注2)側面における特に以下三項目において、網羅性に優れた情報開示とサステイナビリティへの取組みの両面で評価されました。

  • 事業活動における環境負荷低減
    次世代船構想「船舶維新」プロジェクトにおいて、環境負荷低減に大きく貢献する船舶の開発を推進していること。
    2012年6月に太陽光発電システムとリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド自動車船を就航させ、また今後も高効率排熱エネルギー回収システムを搭載した大型鉄鉱石専用船や大型ばら積み船の竣工を予定していること。
  • グローバル・コミュニティへの配慮
    海賊行為の根絶及びソマリア情勢の安定化に向けて、国連開発計画のソマリア支援プロジェクトに共同参加するなど、グローバル・コミュニティにおける社会的課題解決に貢献するとともに、世界最高水準の安全運航を目指していること。
  • CSRマネジメント
    中期経営計画に基づくCSR取組み目標を策定し、コンテナ船部門において、輸送品質の向上に向けてサービス指標(KPI)とその目標値を設定するなど、定期的な進捗管理を行っていること。

当社グループは、ステークホルダーの皆さまにより深くご理解を頂くべく、今後もESG側面の情報開示とサステイナビリティへの取り組みを積極的に行っていきます。

また、世界の人々の暮らしや産業を支えるという海運が担う社会的使命のもと、世界最高水準の安全運航、地球環境保全への貢献などを通じて、海運企業としての社会的責任を果たすことに努めてまいります。

(注1) 「SMBCサステイナビリティ評価融資」: 「SMBCサステイナビリティ評価融資」とは、株式会社三井住友銀行が株式会社日本総合研究所と作成した独自の評価基準に基づき企業のESG(注2)側面の情報開示とサステイナビリティ(注3)への取組みなどを評価し、評価結果に応じた融資条件を設定するものです。

(注2) ESG: ESGとは環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(Corporate Governance)の頭文字を取ったもの。いずれの側面も企業が事業活動を展開するにあたって配慮や責任を求められる重要課題として考えられています。

(注3) サステイナビリティ:サステイナビリティ(sustainability)とは、「持続可能性」を意味し、地球社会から企業活動まで、様々な状況において使用される用語です。一般的に、企業のサステイナビリティというとき、地球環境や社会の持続的な発展に貢献しつつ、その上で自社が社会に認められ長期的に繁栄するために不可欠な企業の取り組みを指します。