ブラジル沖合プレソルト層下油田カリオカ鉱区向け超大水深対応FPSO傭船事業を三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅の4社で推進

2013年12月18日

三井海洋開発株式会社
三井物産株式会社
株式会社商船三井
丸紅株式会社

三井海洋開発株式会社（本社：東京都中央区、社長：宮﨑俊郎、以下「三井海洋開発」）、三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：飯島彰己、以下「三井物産」）、株式会社商船三井（本社：東京都港区、社長：武藤光一、以下「商船三井」）及び丸紅株式会社（本社：東京都千代田区、社長：國分文也、以下「丸紅」）の4社は、三井海洋開発が推進しているブラジル沖合のプレソルト層下油田Carioca（カリオカ）鉱区向けFPSO（注1）の長期傭船事業（以下「本案件」）に三井物産、商船三井、丸紅が出資することに合意し、本日付で関連諸契約を締結しました。

今回の合意は、三井海洋開発が設立済のオランダ法人Carioca MV27 B.V.（以下「MV27社」）に三井物産、商船三井及び丸紅が出資参画し、4社で本案件を共同推進するものです。MV27社は、ブラジル国営石油会社子会社Petrobras（45％）、BGグループ（30％）及びRepsol Sinopec Brasil S.A.（25％）がそれぞれ出資するBM-S-9コンソーシアムと2013年12月に20年間の長期傭船契約を締結済です。

本案件のFPSOは、完工後 に“FPSO Cidade de Caraguatatuba MV27”と命名され、2016年第3四半期よりブラジル沖合のBM-S-9ブロックにあるカリオカ鉱区の開発に投入される予定です。同鉱区はブラジル・リオデジャネイロの沖合南約300kmに位置し、海底下約5,000mのプレソルト層（岩塩層）下にある海底油田の一部です。

本案件は、三井海洋開発、三井物産、商船三井及び丸紅が4社共同で取り組む3件目のプレソルト層下油田向けFPSO傭船事業となります。尚、ブラジルの現地パートナーであり、本案件の入札に三井海洋開発と共同で応札したSchahinグループは、本FPSOのチャーター開始時までにMV27社に対して最大で15％まで出資参画するオプションを有しています。

（注1） Floating Production, Storage & Offloading System：浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備

＜FPSO概要＞

＜出資比率＞

※Schahinグループは最大で15％まで出資するオプションを有していますが、同社の出資比率が15％未満となる場合は、同社以外の出資比率が調整されます。