トップページ > プレスリリース 2014年 > 重大海難事故 緊急対応訓練を実施 ~ プロダクトタンカーの米国領海内における衝突・乗組員負傷・油濁事故を想定~

重大海難事故 緊急対応訓練を実施
~ プロダクトタンカーの米国領海内における衝突・乗組員負傷・油濁事故を想定~

2014年10月27日

株式会社商船三井(社長:武藤光一、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、万一の重大海難事故発生に備えた緊急対応訓練の一環として、商船三井グループの船舶管理会社が管理するプロダクトタンカーが、米国領海内において他船と衝突し、乗組員の負傷及び油濁事故が発生した想定のもと、海難対応訓練を実施しました。

本訓練の概要

  • 実施日:2014年10月24日(金)
  • 目的:
    • 商船三井グループの企業理念「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固なものに整備する。
    • 日本時間の早朝、かつ海外で重大海難事故が発生したと想定し、社内外関係者への迅速な連絡、対応体制を発動するとともに、必要な対応と情報の伝達が的確かつ円滑に行えることを確認する。
  • 主な参加者:
    • 当社重大海難対策本部を構成する役員および関係部署
    • 船舶管理会社:MOL Tankship Management(Asia) Pte. Ltd.
  • 訓練内容:
    「米国テキサス州・ヒューストン港を出港したプロダクトタンカーが、ガルベストン湾内を航行中に貨物船と衝突、船体に損傷が生じ、積載貨物が海上に流出する。また、衝突時の衝撃により、本船乗組員が負傷した」との想定で訓練を実施。事故発生の第一報を受けて、商船三井内に重大海難対策本部を設置、関係者間での情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

<今後の取り組み>
訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、商船三井グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。


重大海難対策本部での訓練中の様子


模擬記者会見で記者からの質疑に応答する説明者
左:執行役員 光田 明生
右:タンカー安全管理室長 太田 正紀