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重大海難事故 緊急対応訓練を実施
~関門航路における客船の他船との衝突、浸水事故を想定~

2015年05月14日


模擬記者会見で記者からの質疑に応答する説明者
左:商船三井客船 社長 小林 求
右:商船三井客船 取締役 村上 寛

株式会社商船三井(社長:武藤光一、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、重大海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、第七管区海上保安本部の協力のもと、グループ会社である商船三井客船株式会社(社長:小林求、本社:東京都港区、以下「商船三井客船」)の運航する客船“にっぽん丸”において、関門航路を航行中に外航コンテナ船と衝突し、機関室に浸水、負傷者が発生するとの状況を想定し、緊急対応訓練を実施しました。

≪本訓練の概要≫

  • 実施日:2015年5月13日(水)
  • 目的:
    • 商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固のものに整備する。
    • 商船三井客船の運航船において、重大な海難事故が発生した場合における必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
  • 主な参加者:
    • 第七管区海上保安本部
    • 商船三井 東京本社
      社長 武藤光一をはじめ、重大海難対策本部を構成する役員および関係部署
    • 商船三井客船
  • 訓練内容:
    「博多港を出港し、神戸港へ向け関門航路を航行中の客船“にっぽん丸”と、外航コンテナ船が衝突し、本船の機関室に浸水。衝突により、乗組員を含む、船客に負傷者が発生した」との想定で訓練を実施。事故発生を受けて、本船から第七管区海上保安本部へ通報、商船三井及び商船三井客船にそれぞれ重大海難対策本部を設置、情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

≪今後の取り組み≫
訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、グループ 全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。


重大海難対策本部での訓練中の様子