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関西電力向け新造LNG船“LNG FUKUROKUJU”と命名

2015年07月28日


”LNG FUKUROKUJU”

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)と関西電力株式会社(社長:八木誠、本社:大阪府大阪市、以下「関西電力」)が共同保有する(*1)新造LNG船(*2)の命名式が本日、川崎重工業株式会社(社長:村山滋、本社:東京都港区、以下「川崎重工業」)坂出工場で執り行われました。

式典には多数の関係者が参加し、関西電力の八木誠代表取締役社長により“LNG FUKUROKUJU”と命名され、続いて同ご令室により支綱切断が行われました。本船は商船三井と関西電力が共同保有し、竣工後はオーストラリア・パシフィックLNGプロジェクト(*3)を含めた幅広いプロジェクトでのLNG輸送に従事する予定です。

本船は蒸気を再度加熱利用する新型蒸気タービンを採用し、燃費の低減を達成します。また最新の防熱システムを採用することで、0.08%/日という世界最小のLNG気化率を達成するなど、環境に配慮しながら経済性にも優れた設計となっています。

商船三井は、中期経営計画「STEER FOR 2020」で掲げる「変革を通じた確かな成長」の実現に向け、世界最大級のLNG船保有・管理会社としてこれまで培ってきた経験ノウハウ、ネットワークを活かし、国内の電力・ガス会社をはじめとするお客様に対し付加価値のあるサービスの提供を行っていきます。

(*1) 2013年10月1日付プレスリリース
関西電力向け新造LNG船2隻の共同保有合意について」ご参照。

(*2) 2012年6月29日付プレスリリース
関西電力向けLNG船2隻の長期定期貸船契約・造船契約締結に合意」にて発表した第1船に当たります。

(*3) オーストラリア・パシフィックLNG社(Australia Pacific LNG Limited、以下「APLNG社」)が推進しているプロジェクト。APLNG社の概要は以下の通り。

プロジェクトパートナーおよび
各社の出資比率
豪州Origin Energy社 37.5%
米国ConocoPhillips社 37.5%
中国Sinopec社 25.0%
設立 2008年
所在地 豪州クィーンズランド州ブリスベン 
事業内容 豪州クィーンズランド州の陸上炭層ガス田(コールベッドメタン:Coal Bed Methane)を開発・収集し、グラッドストーン港でのLNG化事業を行う。

【新造船“LNG FUKUROKUJU”の概要】

(1)全長 : 293.0m
(2)幅 : 48.9m
(3)喫水 : 11.9m
(4)LNGタンク : モス独立球形ストレッチタンク方式
(5)総トン数 : 128,000トン
(6)タンク容量 : 165,134m3
(7)主機関 : 再熱式蒸気タービン
(8)航海速力 : 19.5ノット
(9)建造造船所 : 川崎重工業坂出工場
(10)船舶管理会社 : 商船三井