2015年07月28日
株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、タイのターミナル事業会社であるSahaThai Terminal Co., Ltd(*1)(本社:バンコク、以下「SahaThai社」)と合弁契約を締結し、コンテナバージ専用ターミナル運営会社Bangkok Barge Terminal Co., Ltd(本社:バンコク、以下「BBT社」)を設立しました。
バンコクは河川港で水深が浅いことからコンテナ船サービスの多くは約90Km南に位置するレムチャバン港に寄港しており、バンコク近郊と主要港であるレムチャバン港とを結ぶコンテナ輸送サービスには、トラックや鉄道による陸路輸送とバージによる水路輸送があります。
なかでもバージ輸送は輸送容量が大きく、安全性も高く、かつ環境に優しいため、近年需要が高まってきており、今後もその増加が見込まれています。
BBT社運営のコンテナバージ専用ターミナルは2016年の開業を予定しており、当社は同ターミナルを通じて、バンコク近郊発着の貨物を有するお客様に、レムチャバン港への新たな玄関口を提供します。
商船三井はタイにおいてこれまでレムチャバン港でのターミナル事業をはじめ、通関、倉庫、トラック輸送、コンテナデポなどの事業を積極的に展開し、高品質な総合物流サービスを提供してきました。新たにBBT社をサービスメニューに加えることにより、今後もお客様の多様なニーズに的確に対応していきます。
ターミナル建設予定地
コンテナバージ
(*1) SahaThai社について
SahaThai社は2007年にバンコク・チャオプラヤ川沿いにコンテナターミナルを開業しました。現在、同ターミナルにおいてはアジア域内のコンテナサービス及びバージサービスを取り扱っています。また同社はコンテナターミナルだけでなく倉庫事業などタイ国内物流事業も行っております。