トップページ > プレスリリース 2015年 > 入社式社長メッセージ

入社式社長メッセージ

2015年10月01日


入社式で挨拶する
社長 池田潤一郎

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は10月1日付で14名の新入社員(航海士8名、機関士6名)を迎えました。入社式における社長池田潤一郎のメッセージを以下の通りお知らせします。

入社おめでとうございます。

みなさんと握手させていただいた時、強い力が伝わってきました。緊張している方もいたようですが、緊張し体が反応することも重要なことです。みなさんの入社を心より歓迎します。

世界最高水準の安全運航を目指して

これから商船三井の一員として、海技者としての力を発揮し海陸双方で活躍していただくことを期待しています。
商船三井では、世界最高水準の安全運航を目指して研修、啓蒙活動、機器の活用等、安全管理技術の向上に日々努めています。みなさんにはトラブルが発生した時の対応はもちろんですが、緊張感を持って「事故を未然に防ぐ」「トラブルを起こさない」ことが求められています。トラブル原因の多くはヒューマンエラーによるものです。日頃の振る舞いや漫然とした意識が事故に繋がることがあります。日常の生活の中でヒヤリとした体験から、そこに至った前段の行為や意識を振り返り、自身の傾向を知ることを商船三井の海技者初日である今日この日から意識してください。

困難から逃げない

海運業界は世界経済の荒波に常に揉まれている存在です。乗船を通じ、海象気象などの変化が厳しいものであることは、常に意識していることと思います。その困難な状況から逃げるのではなく、正面から立ち向かい、コントロールしていく、そして自分の対応能力が向上することに醍醐味を感じるような海技者になってください。

グローバル化とMOL CHART

グローバル化の進む中、全役職員が同じ文化、価値観を共有し、コミュニケーションをより円滑にしていくことを目指し、敢えて言葉に表した新しい価値観、MOL CHARTを制定しました。CHARTはChallenge、Honesty、Accountability、Reliability、Teamworkの頭文字を組み合わせたもので、当社役職員が指針とすべき海図という意味も込めています。それぞれが重要であり、みなさんの心に響く言葉はそれぞれ違うかもしれませんが、今日これからCHARTを改めて意識してください。事故を未然に防ぎ、世界最高水準の安全運航を達成するために、船橋におけるチームワーク、エンジンルームにおけるチームワーク、外国人船員とのチームワークも意識してください。そのことが安全運航につながっていきます。

みなさんの商船三井への乗船を歓迎します。
真のナンバーワンを目指していきましょう。


入社式での集合写真