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ウルグアイLNG FSRUプロジェクトについて

2015年10月05日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、2013年10月4日付プレスリリース(*1)にて発表のとおり、ウルグアイ・ガスサヤゴ社(*2)が主導するウルグアイ・モンテビデオ港内のLNG受入プロジェクトであるFSRU(*3)事業に取り組んでいます。

このたびウルグアイ政府は、基地の建設・保有・運営を請け負うGNLS S.A.社(*4)との契約を解消することを発表しました。併せてウルグアイ政府は、新体制発足の上、当社が建造するFSRUの投入を前提として、本プロジェクトを継続する方針であることも発表しています。

商船三井は、新体制下でも本プロジェクトに引き続き参画することを、プロジェクトの実行主体者であるガスサヤゴ社との間で基本的な合意に達しています。

本プロジェクトに投入されるFSRUは現在、韓国・大宇造船海洋株式会社にて建造中で、世界最大のLNG貯蔵容量(263,000m3)を備えており、同造船所にて竣工後、ウルグアイに回航され、2017年央を目途に操業開始となる予定です。

FSRUは、従来の陸上受入基地に比べ低コスト、かつ短期間に受入体制を整える有力なソリューションとして2005年に実用化されて以降、世界各地で導入計画が進んでいます。
商船三井は、30年に及ぶLNG船事業を通じて培った荷役、運航、保船のノウハウと実績をもとに、今後も拡大が見込まれるFSRU事業への取り組みを継続していきます。

(*1)詳細は2013年10月4日付プレスリリース「ウルグアイLNG FSRUプロジェクトに参画」をご参照ください。

(*2)ウルグアイ国営燃料アルコールセメント公社(ANCAP)とウルグアイ国営電力公社(UTE)の合弁会社。

(*3)Floating Storage and Regasification Unitの略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。

(*4)仏ENGIE社と丸紅の折半出資会社。