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ビッグデータを海事クラスターの発展に利活用
~運航船の船上データを蓄積、海事産業のイノベーション支援へ~

2016年02月17日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、株式会社シップデータセンター(社長:中村靖、本社:東京都千代田区)(註)と協力して、運航船の船上データの送信と蓄積のトライアルを開始します。

商船三井は運航船の船上ビッグデータを収集し、海上ブロードバンドを利用して船陸双方でリアルタイムに情報を共有する環境づくりを進めています。さらに、蓄積された船上ビッグデータを解析することで、安全運航支援、環境負荷低減、経済運航、適切な船舶管理、高品質の船員教育などに役立つ、総合的な船舶運航支援ネットワークの構築を目指しています。

さらに、商船三井の運航船から得られる船上ビッグデータをシップデータセンターへ送信、蓄積することで、舶用メーカー、造船所、船級、研究機関など海事クラスター全体のデータ利活用の体制作りに協力し、海事産業全体のイノベーションを支援します。

商船三井は海・陸一体となって、安全運航に寄与する技術の開発および導入を積極的に進め、世界最高水準の安全運航を目指し、お客様のビジネスに安全と安心をお届けします。また、海運のリーディングカンパニーとして海事産業の益々の発展に寄与する取り組みを積極的に進めていきます。

船上データの利活用促進モデル
船上データの利活用促進モデル

(註)一般財団法人日本海事協会100%出資会社。船舶運航データの一元管理及びデータ提供体制の確立を行い、データの利活用を促進することを目指す。データの利活用促進を通じて、国際海運及び海事産業への貢献と、国内海事クラスターのIT基盤強化による新たなビジネスの創出を目的とする。