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メタノール船“MANCHAC SUN”が竣工
~メタノールおよび重油の2元燃料に対応可能な低速ディーゼルエンジンを搭載した新造船~

2016年09月30日

メタノール船 “MANCHAC SUN”
メタノール船 “MANCHAC SUN”

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)が運航する50,000DWT型のメタノール船“MANCHAC SUN(マンチャック サン)”が9月28日、南日本造船株式会社(社長:池辺隆太郎、本社:大分県臼杵市)にて竣工しました。

本船は、2013年12月10日に発表した(註)メタノールおよび重油の2元燃料に対応可能な低速ディーゼルエンジンを搭載しています。メタノールは環境にやさしい燃料で、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出量を著しく低減できます。加えて、バラスト水処理装置を先行搭載、プロペラ前後に省エネ付加物を採用するなど、環境に優しい最新鋭の“エコシップ”です。

本船はWaterfront Shipping Company Limited(社長:Jone Hognestad、本社:カナダ・バンクーバー、以下「WFS社」)向けに長期定期貸船されます。WFS社は、世界最大規模のメタノール輸送会社であり、北米、太平洋地域、欧州、ラテンアメリカを中心に、メタノールを中心とした化学品や石油製品の安定輸送を行っています。

商船三井は、世界最大級のメタノール専用船保有船社として、これまでに培ってきた経験、ノウハウを生かし、幅広い顧客のニーズに応えることで、メタノール輸送サービスのさらなる拡充に取り組むとともに、引き続き環境負荷低減に資するあらゆる技術の導入に積極的に取り組んでいきます。

(註)関連する過去のプレスリリースは、以下をご参照ください。
2013年12月10日付プレスリリース
WFS社向けメタノール専用船 長期定期貸船契約・投入船建造に合意
2015年7月1日付プレスリリース
世界初のメタノールを燃料とした低速ディーゼル機関が完成
2016年7月8日付プレスリリース
マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー2015を受賞