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入社式社長メッセージ

2016年10月04日


入社式で挨拶する
社長 池田潤一郎

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は10月1日付で17名の新入社員(海上新卒採用12名、陸上キャリア採用5名)を迎えました。
入社式における社長池田潤一郎のメッセージを以下の通りお知らせします。

皆さん、入社おめでとうございます。

現在、海運業を取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、一生懸命前に進んでいる我々の一員として、皆さんが当社に飛び込んできてくれることを歓迎します。
今、商船三井は大変厳しい荒波に揉まれています。しかし、外航海運業にとって荒波・アップアンドダウンの中に身を置くということは、ごく自然な事です。海上新入社員の皆さんは既に体験していると思いますが、海象気象は一定ではありません。この業界の非常にダイナミックな変化の中に身を置いて、その状況を悲観することなく、むしろ、そこからいかに安全な航路を見つけられるか、厳しい環境をいかにチャンスに結び付けられるか、解決策(SOLUTION)を見つけることを楽しめるタフさ・気持ちの持ち方が重要です。

商船三井はグローバルに事業を展開しています。本社で勤務しているのは大半が日本人ですが、仕事を始めれば、すぐに世界の各国に展開する我々の仲間と協業していくことになります。また、日本人ではないお客様も多数いらっしゃいます。そういった中で、我々が真のグローバル企業になることを問われています。皆さんの新しい感覚、何のしがらみもない心でどんどん切り開いていって欲しいと思います。

商船三井の未来を担う人材像は「MOL CHART」に凝縮されています。共有すべき5つの価値観(C:Challenge、H:Honesty、A:Accountability、R:Reliability、T:Teamwork)の頭文字をとってCHARTと呼んでいますが、これが皆さんの行動の規範となることを期待しています。この5つの言葉に込められた意味はどれも重要です。皆さんにもこの5つの価値観が実際にどういう意味を持つのか、日々考えながら仕事をして欲しいと思います。

最後に海運業では、安全運航は必須のもので、当社は「世界最高水準の安全運航」をコアコンピテンスとして取り組んでいます。一方で、差別化が大変難しい産業でもあります。その中で我々がこの130年間、世界の海運をリードしてきた原動力は人の力です。海上新卒社員はこれから現場で様々なスキルを身に付ける必要がありますが、キャリア採用の皆さんはそれぞれがしっかりとしたスキル、経験を持っていると思います。皆さんの持っているスキル・仕事の経験を活かしてもらえば、我々は人による差別化がますます強化出来ると期待しています。

これから、チャレンジングな毎日が皆さんを待っていると思いますが、皆さんの若い力、これまでの経緯にとらわれない発想で、商船三井の次の百年を一緒に築いていきたいと思います。