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途上国支援に取り組む団体による社内講演会を実施
~社会貢献への理解を深める機会に~

2016年10月24日


左からジョイセフ 市民社会連携グループ プログラムアドバイザー 簡野氏、海外に子ども用車椅子を送る会 理事 小田氏、会長 森田氏

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、10月18日に商船三井グループが無償輸送を通じて支援する団体を招聘し、社内講演会を実施しました。

講演会では、公益財団法人ジョイセフ(以下「ジョイセフ」)(注1) 市民社会連携グループ プログラムアドバイザー 簡野芳樹氏、およびNPO法人海外に子ども用車椅子を送る会(以下「海外に子ども用車椅子を送る会」)(注2) 会長 森田祐和氏、理事 小田謙介氏が登壇されました。

ジョイセフからはコンテナを活用した出産待機用のマタニティハウス建設と子ども靴を活用した住民への健康教育啓発活動の実施など、途上国の妊産婦死亡率を低減するためのさまざまな取り組みや個人参加できるボランティア活動について説明いただきました。また、海外に子ども用車椅子を送る会からは、子ども用車椅子を途上国へ届け、障がいのある子どもたちの生活を向上させる活動の意義や、車椅子整備の具体的な様子を語っていただきました。

当社はジョイセフに対しザンビアへの中古子ども靴輸送とコンテナの寄贈、海外に子ども用車椅子を送る会に対しカンボジアなどへの車椅子輸送を無償で行っています。

参加した従業員からは「登壇者の熱い思いが伝わってきた。物流が果たせる役割の大きさを感じた」「日常では触れることのない社会の課題について改めて考える貴重な機会だった」との声が寄せられました。

商船三井は、グローバルネットワークを有する海運会社ならではの社会貢献活動に積極的に取り組むとともに、役職員の社会貢献活動への理解の促進に努めます。


質疑応答の様子

注1: 途上国の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGO。1968年設立。
国連、国際機関、現地NGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の人材養成、物資支援、プロジェクトを通して生活向上等の支援を行っている。国内被災地の女性支援も実施中。

注2: 「海外に子ども用車椅子を送る会」は2004年に発足。日本国内で子どもの成長により使われなくなった車椅子を収集、洗浄、補修整備し、海外の肢体不自由な子どもたちに無償で送る活動を行っている。これまでに23ヶ国に対して5,711台の車椅子を寄贈。