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東京大学大学院Project Based Learningに2年連続で参画
~安全運航支援・環境負荷低減の知見を活かした産学連携教育プログラムの実施~

2018年03月13日

船舶維新NEXT株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は、国立大学法人東京大学(総長:五神真、本学:東京都文京区、以下「東京大学」)が実施する3つのプログラム(東京大学大学院工学系研究科専攻間横断型教育プログラム「機械システム・イノベーション」(GMSI)、最先端融合科学イノベーション教育研究コンソーシアム(CIAiS)、社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム(GSDM))の一環であるProject Based Learning(以下「PBL」)に参画し、本年度のプログラムが完了しました。当社の参画は、昨年度に続く2度目です。(註)

PBLとは、高い専門性に加え、課題の設定能力・解決能力を備えて幅広い分野で活躍できる人材育成を目的として、東京大学大学院が実施しているプログラムです。プログラム参加企業各社が提供するテーマに合わせてグループを結成して取り組みます。当社は「次世代に向けた船舶のイノベーション」をテーマとしてグループを結成し、プロジェクトマネージャーとして技術的・商業的な観点から支援を行いました。

今回のプロジェクトでは内部学生と留学生からなる混合グループを結成し「レーザー及びドローン技術を利用した障害物の可視化」と「水素燃料船の実現」の二つのテーマを、大学での授業や研究で蓄えてきた知見を通して、学生からの新たな視点で纏めることができました。東京大学工学部講堂で開催した最終発表会では各グループが英語でプレゼンテーションし、指導教授、学生、参加企業との間で活発な意見が交わされました。今回のプログラムでは当社において研究開発や人材育成の面で大変有意義なものとなりました。

当社は、今後も学術界との連携を深めることで、将来の産業界・学術界を担う国際競争力の高い人材の育成に貢献します。また、「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を推進し、環境負荷低減、安全運航に寄与する技術の開発および導入に今後も積極的に取り組み、安全、安心な輸送サービスを提供していきます。

(註) 昨年度の詳細は、2017年2月27日付プレスリリース「東京大学大学院Project Based Learningへ参画」をご参照ください。


「レーザー及びドローン技術を利用した障害物の可視化」に関するプレゼンテーション


「水素燃料船の実現」に関するプレゼンテーション


当社安全運航支援センターで船のオペレーションに関する説明