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2018年04月02日

創立記念日 社長メッセージ

株式会社商船三井 社長池田潤一郎による全役職員向け「創立記念日 社長メッセージ」を下記の通りお知らせします。

ありたい姿へ、商船三井グループの次なる一手

商船三井グループの皆さん、4月1日、当社は創業134周年を迎えました。昨年度はローリングプラン2017のもとさまざまな損益改善努力を進めた結果、経常利益はほぼ想定どおりの仕上がりを見込んでいます。そして、予定通りコンテナ船事業統合会社Ocean Network Express(ONE)のサービスが開始されました。当社のみならず日本の海運業界にとって歴史に新たな一ページを刻む日となりました。そして何より、限られた時間の中、統合準備作業に力を注いでくれた各部門の役職員の協力と尽力に心から感謝します。

4月からの新体制について

同時にこの4月は当社内においても刷新を行いました。組織面では、7月の新人事制度の導入に先駆けて部と室が混在していたものを部に統一し、各部に新たにチームを設置しました。新任のリーダーは、自分の力で組織をマネジメントしチームで成果を挙げていく仕事の醍醐味をぜひ味わってほしいと思います。

本部に関しては、これまでの安全運航、エネルギー輸送、ドライバルク、製品輸送に加えて新たに「技術革新本部」を新設しました。チーフテクニカルオフィサーの指揮のもと、技術部、スマートシッピング推進部、商船三井システムズが三位一体となって、当社の将来の競争力の源泉となる新技術の開発やICTの活用を推進していく体制となります。そのためには、新本部では外部の知見やリソースを大いに活用する必要があると考えます。自前主義ではなくて、オープンイノベーション志向でいきたいと思います。

個別の部に関して、まずコーポレートマーケティング部新設について言及します。同部は、経営企画部内にあったOne MOL営業戦略推進室を独立させた上で、営業部門に置きました。従来のアプローチでは汲み取れない日々刻々と変化するお客様のニーズを異なる手法・視点で汲み取り、営業現場に展開し、ローリングプランの重要なテーマであるストレスフリーなサービスにつなげるのが主なミッションです。それに加え、従来から行っていたビジネスインテリジェンスに基づく営業戦略、部門横断マーケティングの推進、重点戦略国での商権拡大などもより具体的に実現していきます。同様に新規事業・グループ経営推進部からフェリー事業部を独立させました。そして新規・環境事業の推進主体に特化することを目的に新規・環境事業推進部に組織を改めました。これらはいずれも戦略部門の強化を意図しています。さらに、社内外に発信するメッセージ、情報、コミュニケーションの質を高め、商船三井のブランド価値、企業価値向上につなげていくために、広報室とIR室を統合してPR、IR、ERを総合的にみていくコーポレートコミュニケーション部を新設しました。2月末に発表の通り、その他にも秘書室と総務部の統合、油送船一・二部の分割、内部監査室を改編し経営監査部を新設など、それぞれに狙いのある再編を行いました。

皆さんと成し遂げたいことは、経営環境や求められるミッションが変わるなか、従来の業務分担や仕事のやり方にとらわれず、新たな発想や手法を積極的に取り入れ、どの部署においてもこれまで以上に生き生きと仕事ができる組織になるということです。新体制のもと、新たな気持ちを持って、ありたい姿を目指してそれぞれのNo.1の強みを実現していきましょう。若手の力には大いに期待しています。

ローリングプラン2017からローリングプラン2018へ

さて、この1年、私たちは経営計画ローリングプラン2017で掲げた10年後のありたい姿、すなわち、1.お客様にストレスフリーなサービスを提供する、2.環境エミッションフリー事業をコア事業のひとつに育てる、3.競争力No.1の事業の集合体になる、これら3つの実現に向けて取り組み着実な進歩がありました。各論では改善余地がありローリングプラン2018で継続しますが、私が強調したいのは、この1年で役職員の意識が確実に進化したということです。つまり、皆で同じ目標を持つ、固定観念にとらわれず皆で議論する、困難な課題に果敢に挑戦する、速やかに意思決定する、各部門の力を合わせOne MOLで具体化していく、そういうポジティブ思考や行動が連鎖し、よい回転になってきたと感じます。例えば環境エミッションフリー事業につながる営業活動としてトタル向けLNG燃料供給船案件の獲得に向けた全社一丸の取り組みや、技術革新の点ではグループ全体で取り組んだLNG燃料タグの建造案件などが挙げられます。すべての部門、すべての事業、あらゆる層のメンバーが、自ら意識してそのような大きな正の回転に加わることが、ローリングプランを実行していくうえで欠かせないと考えます。

次に、4月末に対外発表するローリングプラン2018の方向性について簡単に述べます。ローリングプラン2017では、3つの長期目標の実現に向けた5つの強化項目(海技力、ICT戦略、技術革新、環境エミッションフリー事業、働き方改革)を列挙していましたが、ローリングプラン2018では当社が対処すべき課題にメリハリをつけ、実行項目を絞り、より具体的な目標としました。

それに加え、今回は「価格競争力」を改めて重要なベンチマークとして強調しています。お客様のニーズは、安全・安定輸送を前提とした上で何より価格競争力にあることを真摯に受け止め、船隊コスト競争力改善と業務改革による業務効率の向上に真正面から取り組みます。コスト削減のみならず船の稼働率を上げていく仕組みを考え、前例踏襲ではなく、聖域を設けず、徹底的に議論して、今の時代に即した船隊競争力の強化を図っていきます。業務改革すなわち私たち自身の仕事のやり方の見直しも同様です。現在社内で進めている業務の断捨離運動には皆が積極的に関与してくれており、感謝しています。経営に向けた数々の報告の仕事も断捨離の例外ではないので、大胆な見直し提案も歓迎しています。さらにICTの積極活用も図っていきます。直近では、例えばRPA:Robotic Process Automationが世間でも話題になっていますが、導入して定型作業を省力化できないか、当社内で既に検討を開始しています。

一方で、お客様の評価によると、当社グループのICT・技術・環境などの取り組みに関して認知度が低いようです。「船舶維新NEXTプロジェクト」をはじめとする主な取り組みは都度プレスリリースしているものの、それだけではお客様を含めたステークホルダーには十分に伝わっていないと認識しています。各現場において、自分が担当する部門以外の話であっても、当社のいろいろな取り組みを理解してぜひアピールしていただきたい。私たちが持っているシーズがお客様のニーズに実はマッチするかもしれないし、ちょっとした話のネタが大きなビジネスのきっかけになるかもしれません。まさにイノベーションのきっかけが眠っているかもしれません。ビジネスチャンス発掘に向けて、私がMOLグループのスポークスマンの先頭となりますので、グループ役職員の皆さんもMOLスポークスマンとなるよう協力をぜひお願いします。

視点を高く変化を楽しむ

最初に述べた通り、今日という日は当社にとってエポックメーキングな日となりましたが、同時に通過点に過ぎません。組織や体制が変わっても私たちが取り組むべき課題は本質的には変わらず、10年後のありたい姿に向けてまい進するのみです。ストレスフリーなサービスを追求し、商船三井グループの強みをしっかり認識しそれを活かして競争力強化につなげていくことが重要です。当社サービスの根幹である安全運航とコンプライアンス遵守をベースに、常に視点を高く保ち変化を楽しみながら、「強くしなやかな商船三井グループ」となるよう、共に前進していきましょう。

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