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入社式社長挨拶
~人間力で、商船三井という巨大な船を動かし、当社の次の百年を共に築こう~

2018年10月02日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は、10月1日付で、35名の新入社員(海上新卒採用14名、海上キャリア採用1名、陸上キャリア採用20名)を迎えました。入社式における社長 池田潤一郎の挨拶を以下の通りお知らせします。


入社式で挨拶する
社長 池田潤一郎

皆さん、入社おめでとうございます。 皆さんを商船三井の一員として迎え入れることを、大変嬉しく思います。

昨晩は列島を縦断する台風が直撃し、交通機関が乱れましたが、本日全員揃って無事に入社式を開催できました。皆さん一人一人がしっかりと準備・心がけをして下さったことに誠に感謝申し上げます。

商船三井では、800隻を超える船舶を動かしています。自然災害に遭遇することは日常茶飯事です。海上職の諸君は痛切に感じることになるであろうが、陸上職も例外ではありません。海上輸送は、水・空気のようなもので、日ごろ何も感じることがないが、一旦足りなくなると大変なことになります。船に事故が起きることによる社会的、経済的な影響は計り知れず、我々は「安全運航」に最大限努力していかねばなりません。皆さんにも、これから改めてその意味を考えてほしいと思います。

1. 新しい価値創出のために

働いている中で、価値判断や意思決定の基準をどうやって作るのか、作られるのか。親、教師、先輩、上司等から教わったもの、自分で築きあげたものがあるでしょう。商船三井にも、社員全員が大事にしたいValueがあります。それが「MOL CHART」(註)です。例えば「Challenge」は大局観を持って新しい価値を創造することです。会社が直面している新しい経営環境に対して、難しいけれど正面から当たっていきます。単なる気合でなく、しっかりした価値観に基づくこと、そして世界経済が向かっていく方向感を認識する必要があります。皆さんが、若い発想力や豊富な経験を元に、新たな価値を生み出すことを大いに期待しています。

2. 生き生きと健康に働ける組織を共に作りたい

新しい価値を生み出すには、社員一人ひとりが従来型の思考・行動パターンから一歩踏み出し、柔軟な発想が次々と湧き出すような生き生きとした組織を作り上げること、そのための「働き方改革」を実行することが重要です。現場を牽引するミドルマネジメントの推進力を強化すべく、人事制度改革を実行し、柔軟性のあるワークプレイスやワークスタイルの検討など組織活性化のために必要な取り組みを進めていく事を、私自身が「働き方改革委員会」の委員長としてコミットします。尚、「働き方改革」を推進するには、従業員一人ひとりが健康である事が重要です。「健康経営」を推し進めながらワクワク働くことができる組織風土を醸成し、生産性と人的競争力の向上と、イノベーション創出につなげていくことです。皆さん自身のためにも、生き生きと健康に働ける組織を共に作っていきましょう。

3. 当社の次の百年を共に築いていこう

最後に差をつけるのは社員それぞれの人間力です。現在世界中に海陸併せて2万人の個性溢れるスタッフがいます。彼らと連携しながら、世界の物流のビジネスパートナーに商船三井が選ばれるよう、皆さんの人間力を存分に発揮していただきたい。海上職の皆さんは、まずは現場で様々なスキルを貪欲に身に着けることから始めながらも、海陸に縛られずに多様な価値観を育みましょう。キャリア入社の皆さんは、既に培ってきた高いスキル・深い経験を活かし、会社に新しい風を吹かせることを大いに期待しています。皆さんの人間力で、商船三井という巨大な船を動かし、当社の次の百年を共に築いていきましょう。


入社式での集合写真

(註)グループ共有の価値観「MOL CHART」参照