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商船三井テクノトレード グリーンアウォード財団が推進する海洋環境保護プログラムに参加
~環境に配慮した船舶に対してPBCFを優遇価格で提供~

2019年02月13日

船舶維新NEXT株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)のグループ会社である商船三井テクノトレード株式会社(社長:八田宏和、本社:東京都中央区、以下「商船三井テクノトレード」)は、海洋環境保護及び船舶の安全運航を目的として設立された非営利団体グリーンアウォード財団(本部:オランダ、ロッテルダム)がクオリティ・シッピング促進のために世界規模で取組んでいる「グリーンアウォード・プログラム」に参加しました。

このプログラムは、環境負荷低減や安全運航に寄与する優良船舶をグリーンアウォード財団が認証し、その趣旨に賛同する企業がインセンティブを与えることで、船舶や船員の質を向上させ、海洋環境の保護を目指すことを目的とした制度です。

商船三井グループの運航船も11隻認証を受けていますが、商船三井テクノトレードは、グループ内外を問わず、グリーンアウォード認証取得船舶および認証取得船社に対しプロペラ装着型省エネ装置「PBCF」を優遇価格で販売することにより、インセンティブを与え環境負荷低減を後押しします。

「PBCF」は、プロペラ後方に発生するハブ渦を解消してプロペラの効率を改善させ、船舶の燃料消費量を3~5%削減出来る省エネ装置です。商船三井、㈱西日本流体技研、ミカドプロペラ㈱(現・ナカシマプロペラ㈱)の3社が開発し、1987年の販売開始以来、全世界で広く認められ、これまでに3,300隻を越える船舶に搭載されています。現在は商船三井テクノトレード、商船三井、㈱三井造船昭島研究所の3社で共同研究を進め、進化を続けています。

1. インセンティブ内容

対象 グリーンアウォード財団の認証を取得した船舶および船社
内容 PBCFの成約価格から3%割引
開始日 2019年2月1日

2. グリーンアウォード・プログラム参加状況(2019年1月時点)

認証取得船舶 265隻
認証取得船社 42社
プログラム参加港湾 14カ国36外航船港(海外:ロッテルダム、ハンブルグ、バンクーバーなど、国内:北九州、名古屋、横浜)

商船三井グループは2016年に「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を発足させ、"安全運航"と"環境負荷低減"技術の深化に取り組んでいます。今回、海洋環境の保護を目指すグリーンアウォード財団の理念に共感し、商船三井テクノトレードがプログラムに参加することになりました。これにとどまらず、商船三井グループとして、今後も環境・エミッションフリー事業を推進・育成し、世界各地・各港の環境保全に寄与していきます。


「グリーンアウォード・プログラム」ロゴマーク


PBCF