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海洋研究開発機構による海洋プラスチック調査に協力
~日本からパラオに向かうヨットレースをフィールドに~

2019年07月30日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長:平朝彦、本部:神奈川県横須賀市、以下「JAMSTEC」)が行う海洋プラスチック汚染に関わる科学的調査に協力します。

この調査は、パラオ共和国独立25周年及び日本パラオ外交関係樹立25周年を記念して開催される「2019-2020日本-パラオ親善ヨットレース」(主催者:神奈川県セーリング連盟など)に参加する競技艇及び伴走船において、航路上の海水からプラスチック採取などを実施するとともに、それらの結果の分析と科学的成果の創出を目指すものです。

レースに参加する競技艇及び伴走船は、本年12月29日に横浜をスタートし、1,726海里(註)先のパラオを目指します。現地で開催されるレース表彰式などで採取結果の速報も実施する予定です。

海洋プラスチック汚染は、地球規模での環境問題であり、生態系への影響が懸念されています。本年5月に開催された国際海事機関(IMO)の第74回海洋環境保護委員会では、海洋プラスチックごみに関する調査を実施することが合意されました。

商船三井は企業理念の一つとして海洋・地球環境の保全に努めることを定めており、海洋プラスチックごみの実態と対策にも関心をもっていることから、この調査に費用面などのサポートを行い、海洋環境への理解増進及び対策に協力します。

商船三井は、海洋に関する多様な調査研究を行うJAMSTECに協力し、一層積極的に海洋・地球環境の保全に対する取り組みを進め、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向け貢献していきます。

註:1,726海里は、約3,197キロメートル。

添付:
JAMSTEC本件発表

関連リンク:
JAMSTEC本件関連ページ
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20190730/

2019-2020日本-パラオ親善ヨットレース 公式サイト
https://japan-palau-yachtrace.com/