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トルコ製鉄大手トスヤル・ホールディング社と戦略的提携に向けた協定書を締結
~トルコ・アフリカにおける事業体制強化を目指す~

2019年09月02日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)はTosyalı Holding 社(*)(Chairman:Fuat Tosyalı、本社:イスタンブール、以下「トスヤル社」) と戦略的提携に向けた検討を始めることで合意し、8月30日に駐日トルコ共和国大使館にてハサン・ムラット・メルジャン駐日トルコ共和国大使の立会いの下、協定書への調印を行いました。
*「ı」は[ɯ]の音を持つトルコ語のアルファベット

本協定により、今後トスヤル社のトルコ内外生産拠点における原料並びに鉄鋼製品の輸送、同社が開発を行うトルコ東南部の港湾運営、更にトスヤル社が計画する新規事業での協業などを検討していきます。

トスヤル社はトルコの大手製鉄会社であり、その事業をトルコ国内外に広く展開しています。昨年同社はアルジェリアで世界最大規模かつアフリカ最大の直接還元鉄プラントを稼働させました。直接還元鉄プラントとは主に天然ガスを使用して還元鉄を製造する直接還元製鉄法による製鉄所です。なお、同社の2018年鉄鋼生産量は1千万トンを上回る規模にまで達しています。

本協定は、当社が経営計画「ローリングプラン2019」(註)で掲げる「お客様の様々な輸送ニーズに対してワンストップでソリューションを提供できる総合力」を体現したものであり、トスヤル社の事業拡大への貢献も目指すものです。

トスヤル社との関係深度化を通じて、当社はトルコをはじめアフリカをターゲットとした事業体制を強化していくと同時に、今後も顧客目線に立ったストレスフリーなサービスの提供を実現していきます。


調印当日の写真
左から トスヤル社 フアット・トスヤル会長
トルコ共和国 ハサン・ムラット・メルジャン駐日大使
商船三井代表取締役社長 池田潤一郎

(註)「ローリングプラン2019」については「MOLレポート2019年版」をご覧下さい。
https://www.mol.co.jp/ir/data/annual/index.html