MOL商船三井

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まず、海運とは?

私たちの身の回りにあるもの、スーパーマーケットに並ぶ食べ物や衣服、毎日読む新聞の原料である木材、電気や燃料となる石油、石炭、天然ガスは、ほとんどが船によって運ばれています。海運は昔から長距離・大量輸送の要でした。海運は、他の輸送手段と比較して重量・距離当たりの輸送コストが格段に安いという特長があるため、大量かつ低コストでの輸送が求められる資源・エネルギーのほとんどが各種専用船で運ばれています。海運は、いつの時代も世界経済と、貿易立国である日本の経済活動を支え続けているのです。

拡大し続ける世界の海上荷動き

海運は世界経済が発展していくために必要不可欠なインフラです。生産地から消費地へと、資源はグローバルに移動しています。また、「世界の工場」は米国や日本から東南アジアや中国や中南米へと移転し、部品や最終製品の取引を拡大・多様化させています。世界のより多くの国とそこに暮らす人々が、豊かさを求めて世界貿易に参加してきたのです。

  • 1965

    世界人口約33億人に対し、海上荷動き量は17億トン。一人当たりに換算すると、0.5トンでした。

  • 2002

    世界人口は約63億人に増加しましたが、海上に動き量は人口の伸びを上回るスピードで成長し、63億トンに達しました。一人当たりに換算すると1トンになりました。

  • 2050
    予想

    世界人口は約93億人と予想されています(国連推計)。経済が発展し、人々の生活が豊かになるにつれ、一人当たりの海上荷動き量は今後も増加していくと当社では考えており、2050年の世界の海上荷動き量は約159億トンに達すると予想しています(一人当たり1.7トン)。

Q1船には
どんな種類がある?

船は、多様な物資を効率良く輸送するという使命を果たすため、常に進化してきました。在来型汎用貨物船から、石油を運ぶ油送船(タンカー)、鉄鉱石・石炭や木材チップを運ぶばら積み船(ドライバルク船)、衣類や日用品、家電などの工業製品をコンテナに入れて運ぶコンテナ船、完成車を運ぶ自動車船というように、それぞれの貨物の輸送に最適な構造をした船が開発されてきました。近年は天然ガスをマイナス162℃で冷却・液化して運ぶLNG船も加わりました。

商船三井の歴史は、日本の海運の歴史といっても過言ではありません。日本経済の成長に寄り添い、輸出入を支えることで、共に成長してきました。戦後の経済復興期には鉄鉱石や石炭を輸入するドライバルク船や原油を運ぶ油送船を、高度成長期には自動車船を整備し、大量輸送を支えました。そして、顧客企業の海外移転と新興国の成長により、事業の比重は大きく海外へと展開しています。現在では、多様化する貿易構造の中で、海洋事業やターミナルサービス事業など、世界各地でいかなる海上輸送ニーズにも対応できる幅広いサービスを提供しています。

海運は
市況産業なの?

外航海運業の産業特性として、「世界単一市場」で事業を行っていることが挙げられます。船は固定資産ですが、不動産とは異なり海上を自由に移動し、世界中どこでも行き来できる「流動性」を持っています。また、「海運自由の原則」により、基本的には政策的な参入障壁はありません。したがって、世界の荷動きが活発になり船の供給を上回れば運賃・傭船料は高騰し、荷動きが停滞・減少して船の供給を下回れば運賃・傭船料は下がるというように、経済原則に従って市況が変動します。その意味で海運業は、世界経済の様々な変動要因の影響を色濃く受ける市況産業だと言えます。こうした特性を持つ海運業において利益を上げるには、市況の上昇に一歩先駆けて船を調達する先見性や、どのような市況のもとにあっても損益を改善できる能力が必要です。

一方で、海運が市況産業であるがゆえに、運賃や傭船料の市況変動リスクを抑制したいというニーズは顧客・海運会社双方に存在します。顧客側では、信頼できる海運会社と長期に安定したコストで輸送契約を結びたいというニーズがあります。海運会社としても高価な資産である船に投資するうえで、長期に安定した収益を生む契約を結ぶことができれば、確実な投資回収を見込むことができます。
海運会社として、適切な契約ポートフォリオによって市況変動の影響をコントロールしていくことが非常に重要となります。

Q3市況以外の
リスクは?

海運業における市況以外のリスクとしては、為替、金利、燃料油価格の変動を挙げることができます。これらは海運会社の採算に直接影響を及ぼすリスクですが、一方、収益のみならず顧客や社会からの信用にも影響を及ぼし得るリスクとして、船舶運航上のリスクがあります。冬季の荒天、台風、河川港の凍結など気象上の悪条件ばかりでなく、中近東をはじめとする政情不安や海賊の発生など、様々な状況に適切に対応する必要があります。
こうした状況の中、「船長を孤独にしない」をスローガンとする商船三井の「安全運航支援センター」では、世界のあらゆる海域で航行する800隻超の当社グループ運航船の安全運航を支援しています。海技者2名(うち1名は船長経験者)が常駐し、24時間365日体制で、荒天・津波などの気象・海象情報や、海賊・テロなどに関する保安情報をリアルタイムで把握。船舶管理会社、海技グループ、運航担当者とも連絡を取り合い、本船、すなわち海上で働く海上職員に対し、タイムリーに適切な情報配信を行い強力にサポートしています。
安全運航への強い決意をもって、「世界最高水準の安全運航」を達成すべく、重大事故の未然防止に全力で取り組んでいます。

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”世界最高水準の安全運航”を目指し、商船三井が掲げる継続的目標。重大海難事故・油濁による海洋汚染・労災死亡事故・」渋滞貨物事故をゼロにすること。

世界に点在するリスクをリアルタイムで把握