新造船
 当社が新日本製鐵(株)との長期輸送契約に投入する、世界最大級の鉄鉱石専用船「BRASIL MARU」が竣工。12月7日「命名・引渡式」を三井造船(株)千葉事業所で行った。
 当社にとって「BRASIL MARU」は、南米航路で輝かしい歴史を刻んだ貨客船「初代ぶらじる丸(1939年建造)」、「2代目ぶらじる丸(1954年建造)」の由緒ある船名を引き継いだ3代目となる。式典には、新日本製鐵(株)三村明夫社長、三井造船(株)加藤泰彦社長をはじめとする多数の関係者が参加。三村社長による命名と、奥様佳子さんによる支綱切断が行われた。更に2代目ぶらじる丸の船長をはじめとする最終航海当時の元乗組員の参加もあり、往年を振り返りながら2代目から3代目へとバトンタッチし竣工を祝った。同船は命名・引渡式終了後ブラジルに向け処女航海の途につき、今後ブラジル産鉄鉱石の日本向け輸送に従事する。
 本船の竣工をもって、日本船社として初めて30万トン級の鉄鉱石専用船(VLOC=Very Large iron Ore Carrier)による輸送に本格進出する。2009年8月には、当社が運航する30万トン級の鉄鉱石専用船は5隻になる予定。
(鉄鋼原料船部 鉄鋼原料第一グループ)

主要目
載貨重量:327,180トン
全長:340.00m
全幅:60.00m
喫水:21.13m
 当社は、東北電力(株)から積み荷保証契約(専航船契約)を得て、93,000トン級の大型石炭船「HOUYO」(鳳洋)を(株)名村造船所で建造し、12月5日に就航させた。
 本船は(株)名村造船所と当社が電力会社向けに共同開発した「93型幅広石炭船」の第1船。オーストラリア・インドネシア積み石炭を主とした海外炭を東北電力管内各発電所向けに輸送する契約で、同社には89,993重量トン幅広浅喫水石炭船として運航する。
 東北電力(株)向け専航船としては、1996年竣工「妙見」、1999年竣工「艮洋」、2001年竣工「玄洋」、2003年竣工の「魁洋」に続く5隻目となる。
(専用船部 電力炭グループ)
主要目
載貨重量:89,993トン
(93,492トン)
全長:234.88m
全幅:38.00m
喫水:13.80m
(14.225m)

(  )内数値は93型の一般的要目

 12月21日、(株)川崎造船坂出工場で80,000m3型大型LPG船(VLGC)「REIMEI」(黎明)が竣工した。竣工に先立ち、12月11日に同工場において傭船者三井液化ガス(株)佐藤雅一社長ご夫妻出席の下、命名式を挙行。芦田社長による命名に続いて佐藤社長の奥様の支綱切断により祝福を受けた。
 本船は竣工後、三井液化ガス(株)に最長10年間の長期傭船契約に投入され、処女航海の積み地であるカタールに向けて旅立った。なお、本船には(株)川崎造船が開発した新船首形状SEA-ARROWが採用され、航走時の船首波による抵抗を極限まで減少させ、推進性能の大幅向上を図っている。
(油送船部 LPG・メタノールグループ)
主要目
載貨容積:80,196m3
全長:226.00m
全幅:37.20m
喫水:11.20m