こばるととさんふらわあ2

もくじ

特徴的なツインファンネル(2つの煙突)。「さんふらわあ こばると」は、関西汽船(当時)の大阪~神戸~松山~別府を結ぶ航路(阪神~別府航路)で、1998年4月8日より営業運航を開始しました。その後、2009年11月からフェリーさんふらわあ(現・商船三井さんふらわあ)が運航を引き継ぎ、2023年4月13日~14日の別府発大阪行の便を最後に、「さんふらわあ こばると」は、丸25年におよぶ阪神~別府航路から引退。その最後の運航に乗船した方にお話を伺いました。
※メイン写真提供:衛藤拓史様

別府から大阪へ向かう「さんふらわあ こばると」最後の日

フェリーのりばの建物と「こばると」の光景も今日で見納め。
フェリーのりばの建物と「こばると」の光景も今日で見納め。
案内板に「さんふらわあ こばると」と掲げられることもこれが最後。
案内板に「さんふらわあ こばると」と掲げられることもこれが最後。

多くの人と貨物、笑顔やまごころを四半世紀にわたって運んできた「さんふらわあ こばると」のラストランに立ち会おうと、最終運航の出発地である別府国際観光港には、たくさんのファンが各地から訪れていました。

「こばると」の最終運航に乗船する方々。

長年にわたって「さんふらわあ あいぼり/こばると」が利用してきた別府国際観光港のターミナルも営業を終了。新造船「さんふらわあ くれない/むらさき」の就航に伴い、発着地は旧ターミナルのすぐ近くに新設されたさんふらわあターミナル(別府)に移行しました。

「別府→神戸中突堤→大阪南港」の寄港地表示が懐かしい。
「別府→神戸中突堤→大阪南港」の寄港地表示が懐かしい。

「さんふらわあミュージアム」(現在は大阪南港のATC内に移設)跡地に、関西汽船時代の乗船案内板や「こばると」の写真などが展示され、足を止めて懐かしむ人々の姿が見られました。本展示は、別府港の責任者が、最終日を楽しんでもらおうと、急遽設置したそうです。

「こばると」の後任となる「むらさき」も係留。

この日の別府国際観光港には、「こばると」の後任となる「むらさき」も係留されていました。もう二度と見ることができない貴重なツーショットです。

「ようこそ別府へ」の文字が停泊中の本船から見られるのもこれが最後。
「ようこそ別府へ」の文字が停泊中の本船から見られるのもこれが最後。

ラストランへ向け、乗船開始。船内では引退イベントも

乗船が始まり、中国の民族楽器「二胡(にこ)」を含むスペシャル楽団による生演奏でお客さまを迎えます。
個室利用のお客さまは案内所で乗組員からお部屋のご案内を受け、直接手渡しで部屋の鍵を受け取ります。アナログながら、お客さまと乗組員のコミュニケーションが取り合えるひととき。ICカードやQRコードの鍵を使用する他の船では、案内所に立ち寄ることがないため、この光景も見納めです。

スペシャル楽団による生演奏でお客さまをお出迎え。
部屋の鍵を手渡しで渡します。
紙テープセレモニーで最終出港を演出。

案内所前には色とりどりの紙テープが。18:45の出港時に行われる「紙テープ投げ」で使用するため、無料で配布されていました。紙テープ投げの様子は後ほど。

後方デッキへ向かう通路に設置された大型の寄せ書きスペースには、お客さまからのメッセージがびっしり!「さんふらわあ こばると」への感謝のコメントや思い出などが書き込まれていました。

お客さまからの「さんふらわあ こばると」への感謝のコメントや思い出がびっしり。

1)乗船者インタビュー:お別れに感謝の花束を

続々とお客さまが乗船する中、1人の男性が事務長に声をかけ、花束を贈呈しました。関西汽船時代から「さんふらわあ こばると」に何度も乗船しているという山田進也さんです。山田さんにお話を伺いました。

事務長へ花束を贈呈。

「子供の頃からフェリーが好きで、たくさんの思い出が詰まった船に感謝の気持ちを伝えたいと思って花束を持ってきました。実は1月に『さんふらわあ あいぼり』が引退するときにも花束を渡しました。どちらも個人的に思い入れがありますから」

そして山田さんには、今回の乗船でもう一つ大きな目的があるとのこと。

「関西汽船が好きだったので、合併したときには寂しい気持ちになりました。でも、『あいぼり』も『こばると』も運航が続いて乗船できたので、それは救われました。『あいぼり』のラストランで乗船した際に、関西汽船時代の紙袋に『あいぼり』と『こばると』の乗組員の方たちに寄せ書きを書いていただくようお願いしていて、それを今回受け取ることになっているんです」

紙袋への寄せ書きは、25年間ずっと「さんふらわあ あいぼり/こばると」を好きであり続けた山田さんに、下船時に渡されていました。

あいぼり乗組員の寄せ書き。
こばると乗組員の寄せ書き。

最後の銅鑼が鳴り、紙テープ投げで別府とお別れ

出港の15分前、事務長が銅鑼(どら)を持ってエントランスに現れると、多くの方がカメラやスマートフォンを構えます。
「ジャン、ジャン、ジャン、ジャ~ン・・・」と船内に大きな銅鑼の音が響き渡りました。

こばると出向15分前を知らせる銅鑼の音。

その後、皆さんは紙テープを持って右舷側のデッキへ。港の岸壁には最後の姿を見納めようとたくさんの方が集まっていました。
いよいよ、出港の時間になり、紙テープ投げが行われました。船上から投げられたカラフルな紙テープは見送りの人たちとつながり、「お別れの握手」になるのです。次第に辺りが暮れていくなか、陸ではペンライトを振ってくださる方も。そして後方には、翌日に初の営業運航を行う「さんふらわあ むらさき」の姿。

紙テープの向こうに「むらさき」が。陸では関西汽船のフラッグも掲げられていました。
紙テープの向こうに「むらさき」が。陸では関西汽船のフラッグも掲げられていました。
2つのファンネルから「むらさき」へと流れゆくふた筋の煙。

サイドスラスターが稼働、船体が岸壁から離れていき、出港を知らせる汽笛が響きます。2つのファンネルから煙を吐きながら、ゆっくりと前進を始め、別府国際観光港を後にする「さんふらわあ こばると」。もう見られない2筋の煙が郷愁を誘います。

2)乗船者インタビュー:偶然乗り合わせた旅行客も紙テープ投げに感激

紙テープ投げの際、スマホで自撮りしていた男性2人組に声をかけると、香港から旅行で日本に来たとのこと。

外国人も感動。

「日本旅行を計画していて、別府温泉から大阪に移動する方法としてフェリーがあることを知りました。『さんふらわあ』の写真を見て『かっこいい!ぜひ乗ってみたい!』と思って予約しました。乗船日が偶然今日で、こんなイベントが行われるのは知らなかった。でも、こういう機会はめったにないし、本当にラッキーです。日本でしか体験できないイベントだから、いい思い出になります。レストランでのバイキングなど、大阪到着までたっぷり楽しみます」

と、特別な日に初めてフェリーに乗船したことで、興奮気味に流暢な日本語で話してくださいました。

「こばると」引退ミニセレモニーでは、思わず涙するお客さまも

20:00からは、エントランスホールでスペシャル楽団による「さよならコンサート」です。二胡の音でメロディーラインが奏でられ、おなじみの「さんふらわあの唄」からスタート。その後は、誰もが知っている曲や大分・別府にゆかりのある曲、引退する「こばると」のために新たにつくられたオリジナルの曲などが演奏され、多くのお客さまが聴き入っていました。

スペシャル楽団による「さよならコンサート」に大勢の聴衆が。

ディナー営業が終了したレストランでは、21:15から「引退ミニセレモニー」が開かれました。
関西汽船時代につくられた貴重なビデオ映像がモニターで流された後、船長・機関長・事務長から「さんふらわあ こばると」引退に寄せたメッセージが語られました(船長からのメッセージは司会が代読)。

レストランで行われた引退セレモニー。

船長からは、「さんふらわあ こばると」との出会いや操船時のクセなどを、機関長からは、エンジンや発電機、ボイラーなどの機関系について、事務長からは、船内での年越しイベントでのお客さまのプロポーズ(2年連続)などの思い出話があり、お客さまの中には思わず涙する方も。
「さんふらわあ こばると」へのねぎらいの言葉と、バトンを渡される「さんふらわあ むらさき」の期待が語られ、船内イベントは終了しました。

ここからは、「さんふらわあ こばると」最終運航に乗船されたお客さまへのインタビューを続けてご紹介します。皆さんの「こばると」に対する熱い想いを感じてください。

3)乗船者インタビュー:「さんふらわあ」刺繡キャップを被って愛知から

キャップを被った磯村さん。

愛知県から来たという磯村友里さん。

「アメリカでクルーズ船に乗って以来、船が好きになりました。『こばると』には2年前に初めて乗って、今回で3回目。好きな船の最後の航海で一緒に過ごせるのは、すごく幸せな時間だと感じています」

「さんふらわあ」の刺繍キャップを実際に被っている方と出会うことはなかなかありません(笑)。

「普段も被りたいですけど、やっぱりこういう機会じゃないと被れない(笑)。今日は堂々と被れるのでうれしいです」

船内ショップで「さんふらわあ」グッズなどを購入されていました。

4)乗船者インタビュー:「こばると」のオリジナル写真集をプレゼント

自作の写真集をプレゼントした谷口さん。

「さんふらわあ こばると」を撮影して制作したオリジナルの写真集を、事務長に手渡していた谷口佳祐さんに話を聞きました。

「もともと『さんふらわあ さつま』が好きで写真を撮っていたんですが、『さんふらわあ こばると』の生年月日(初就航日)が自分と2日違いということを知り、すごく親近感が湧くようになって。そんな船、なかなかないなと好きになり、何度も乗船するようになりました」

高校生までは飛行機が好きだったとのこと。大学受験を機に飛行機好きを封印し、大学入学以降、YouTube動画などを見てフェリーに興味が湧いたそうです。

「実際に『さつま』に乗ってみたらすごく快適で、そこからハマりました。『さんふらわあ さつま 追っかけ隊』として、インスタグラムで2日に1回画像を投稿しています(@sunflower_satsuma.20180515)。今回の『こばると』最終運航は、予約開始初日にチケットを取りました。思い入れのある船が引退するのは寂しいですね」

谷口さんお気に入りのレストランcobaltのプレート前で。

神戸在住の谷口さん。下船後は朝から仕事だそうですが、夕方まで仕事して「さんふらわあ むらさき」の初運航に乗るとのこと。

「『カジュアルクルーズさんふらわあ』のサイト、いつも見ています。船員さんの働き方などフェリーの裏側が知れるので興味深いです」

ありがとうございます!これからも見てくださいね~。

5)乗船者インタビュー:「フェリーの引退」が縁で知り合った2人

ベテランの高森さん。

仲良さそうにお話ししているお2人に声をかけました。聞けば、高森勝也さんは神戸在住、もう1人の方は東京在住とのこと(顔出し・お名前NGでした)。

「お互い、いろんなフェリーが引退する日に乗船するのが好きで、偶然同じ船に乗り合わせて出会うことが何度かあったんです。それで連絡先を交換して。『さんふらわあ あいぼり』が引退するときも2人とも乗船しました」

生まれも育ちも神戸の高森さんは、『こばると』が新造船として登場した頃のことも覚えていて、話してくださいました。

「登場した25年前、この船は最新設備を備えていた。その当時、関西汽船のフェリーに乗船するのは贅沢感がありましたね。神戸にも寄港していたし、何度も乗船しました。松山から乗ったこともあります。そういうなじみ深いフェリーが引退を迎えて、新造船の『さんふらわあ くれない/むらさき』に世代交代する。しみじみとした心持ちになりますね」

6)乗船者インタビュー:「こばると」を撮影するために船をチャーター!

オリジナルパネルは衛藤さんからのプレゼント。

「さんふらわあ こばると」の写真に、感謝のメッセージが添えられた特製パネルが案内所に置かれ、多くの乗船者がそのパネルをカメラに収めていました。パネルをつくったのは、大分在住の衛藤拓史さん。

「写真にはちょっとこだわりを持っていて、この『こばると』は漁船をチャーターして撮影しました。このアングルで撮りたくて」

写真提供:衛藤拓史様
写真提供:衛藤拓史様

関西方面へ行くときに「さんふらわあ」を利用していて、「こばると」にも10回以上は乗船されているそう。今回、どんな想いでラストランに乗船されたのでしょう。

「自分が小学生や中学生の頃に、ブルートレインなどの好きな乗り物がいくつも引退しました。当時、自分のお小遣いでは乗れなかった。現在28歳ですが、『さんふらわあ こばると』は自分が生きている28年間のうちに初航海から引退までを迎えた船。何度も乗船したし、別府を通るたびに見ていた船。関西汽船が造った最後の船ということもあるし、ちょっと特別な想いがあります。今となってはレトロな雰囲気を味わえる、哀愁漂う船。『こばると』の最後はぜひ乗船したいと思って、パネルもつくりました」

自作のパネルと一緒に記念撮影。

ゆったりと旅をする、非日常を味わえることがフェリー旅の楽しみだと話す衛藤さん。この記事のトップに使用している写真も衛藤さん撮影のもの(撮影日は2018年8月26日。後方は「さんふらわあ さつま1」で撮影日に引退)。パネルの写真も同日撮影)。写真のご提供ありがとうございます。

「今年1月の『さんふらわあ あいぼり』引退の際は、陸上から見送りました。今日は友達がデラックスルームを予約してくれたんです」

そのお友達であるS・Kさんにもお話を伺いました(顔出しはNG)。

「去年まで学生で、大学が大分・実家が神戸なので帰省するときに『さんふらわあ』を利用していました。初めて乗ったのは『ごーるど』です。フェリーは大きくて面白い乗り物だなと感じて、好きになりました。移動手段でもあり、ホテルでもあり、イベントも楽しめる。船上から自然を眺めることもできる。そんな乗り物は他にありません。船に乗ること自体も楽しいし、船の写真を撮ることも楽しい。そして、行った先での観光も満喫できるなんて、最高です」

新造船「くれない」と「むらさき」の進水式にも一般参加したというS・Kさんは、周りの友達にもフェリーの楽しさを伝導しているそう。

「フェリーに乗ったことがない人が多いんですが、一度乗船するとみんな面白いと思ってくれます。レストランで食事したり、夜空を見ながら話したり、大きなお風呂に入ったり、みんな楽しんでくれるし、『時間が短い・もっと乗っていたい』と言われます。瀬戸内海航路は、明石海峡大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋の下をくぐるのも、良いイベントになります」

「こばると」から「むらさき」にバトンタッチして、さらに楽しさが増すこと間違いなしですから、これからも「さんふらわあ」でのフェリー旅の啓蒙活動をお願いします!

7)乗船者インタビュー:香川からご家族で「あいぼり/こばると」の引退に乗船

保田さんご一家。

家族連れの乗船者の方にもインタビューを行いました。香川にお住まいの保田健さんご家族です。

「『さんふらわあ あいぼり』の最後の運航の際にも家族で参加して、そのとき、初めて子供を『さんふらわあ』に乗せました。今回は、自分一人で来るつもりでいたんですが、家族に話したところ、子供が『私もまた船に乗りたい!』と言ってくれて、みんなで行くことにしました」

お子さん、「さんふらわあ」を気に入ってくれたようですね!
そしてこの後、「さんふらわあ むらさき」の初運航にも乗船されるという保田さんファミリー。

「香川から愛媛県の八幡浜へ行き、そこからフェリーで別府へ渡りました。『こばると』を下船後、夕方『むらさき』に乗船して、翌朝別府に到着したら、行きと逆ルートで香川に帰ります」

なかなかの長旅、たっぷり満喫してください。

8)乗船者インタビュー:子供の頃から愛着のある「こばると」、ありがとう。またいつか乗船できたら

大好きなこばるとと織田さん。

最後は、小学生の頃から「さんふらわあ あいぼり/こばると」に乗船してきた織田詩織さんです。

「現在は大分在住ですが、小さい頃は神戸に住んでいて、大分の親戚の家に行くときに『さんふらわあ』に乗っていました。『こばると』が新造船としてデビューした頃に乗船して、すごくきれいな船内でびっくりしたことを覚えています。当時は、大阪を出て神戸に寄港していて、神戸の夜景を見ながら出港するのですが、子供心に豪華客船に乗っているような気分を感じていました。それ以来、ずっと好きな船です」

「こばると」就航時からトータルで30回くらいは乗船したという織田さん。船内のお気に入りの場所はありますか?

「『こばると』のデッキに設置してあるベンチが好きでしたね。夜、ベンチに座って、明石海峡大橋や瀬戸大橋などを下から眺めたり、長時間星空を眺めたりしていました。流れ星を見たこともあるんですよ。新造船の『くれない/むらさき』のデッキにはベンチがないので、ちょっと残念です」

関西汽船時代の下敷き。

関西汽船時代に購入されたという懐かしい下敷きを持参されていた織田さん。たっぷりと思い出話を聞かせてくださいました。
最後に「さんふらわあ こばると」へのメッセージをいただきました。

「25年間何度も乗船してきた『こばると』が引退するのは寂しい限り。でも、たくさんの楽しい思い出をありがとうという気持ちでいっぱいです。『こばると』は、今後のセカンドキャリアとして海外を走る予定らしいので、いつの日か再会してまた乗船できたら嬉しいですね」

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多くの方に愛された「さんふらわあ こばると」。最後に、最終運航を終え、大阪南港に着岸する直前に流れた、船内アナウンスをご紹介します。

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本日はフェリーさんふらわあ「さんふらわあ こばると」にご乗船くださいまして、誠にありがとうございました。

本船「こばると」は別府~大阪航路を25年間、長きにわたり航海を続けてまいりましたが、本日の大阪着岸が最後で引退となります。
これまで大阪~別府航路「あいぼり/こばると」をご利用くださいまして誠にありがとうございました。
次は新造船「さんふらわあ くれない/むらさき」でお会いできることを乗組員一同、心よりお待ちいたしております。本当にありがとうございました。

「くれない/むらさき」でみんなを待っちょんけん!おおきに。
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ありがとう、こばると。
25年間、お疲れさま。

ラストランを終えた「さんふらわあ こばると」とその姉妹船「さんふらわあ あいぼり」。YouTube動画では「あいぼり」が大阪南港から旅立つ様子や、最後の船内アナウンスの音声を配信中です。

「あいぼり/こばると」から「くれない/むらさき」へ。
バトンが渡り、多くのお客さまの思い出を
つくりつづけます。
関西~九州航路「さんふらわあ」はこちら
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