かごんま解放船旅プランの旅

もくじ

関西在住のご夫婦「旅するPorco」さんが、さんふらわあトラベルの『界 霧島に泊まる「かごんま解放船旅プラン」4日間』プランを利用して鹿児島旅行にでかけました。その様子を、旅するPorcoさんの感想・レポートをもとに紹介します。より詳しく知りたい方は、記事途中にある「旅するPorco」さんのYouTube動画もチェックしてみてください。

大阪発・フェリーで鹿児島に渡り、上質な旅行を楽しむ

「かごんま解放船旅プラン」は、大阪南港~鹿児島・志布志港間を「さんふらわあ さつま/きりしま」で往復し、鹿児島では星野リゾートが手がける人気の温泉旅館「界 霧島」に宿泊する4日間(現地1泊・船中2泊)の旅行プランです。「さんふらわあ」船内での宿泊は、往復ともにバルコニー付きのスイートルームで、のんびり優雅な船旅を。「界 霧島」では、窓一面に霧島の壮大な景色が広がる和室で、心解き放たれるひとときを楽しめます。
旅行代金の中には、往復のフェリー運賃(スイート船室)、「界 霧島」ホテル宿泊代(1泊・夕/朝食付)のほか、往復の乗用車航送運賃(1台/6m未満)も含まれています。自宅から車でそのまま「さんふらわあ」に乗船し、鹿児島でも乗り慣れたマイカーをそのまま運転できます。
また、鹿児島に滞在する約2日間(2日目朝に鹿児島着、3日目夕方~夜に鹿児島発)は、スケジュールを自由にアレンジ可能なため、自分好みに鹿児島の観光スポットをめぐるドライブ旅行を計画することができます。

界 霧島に泊まる「かごんま解放船旅プラン」
界 霧島に泊まる「かごんま解放船旅プラン」 詳しくはこちら≫

今回旅するPorcoさんが鹿児島で回った観光スポットはこちら↓。

 
以下本文は旅するPorcoさんの感想・レポートです。

最高ランクのスイート客室、レストラン、展望大浴場。「さんふらわあ きりしま」を満喫しながら鹿児島へ

船内の客室は、十分な広さがあり、バルコニーも付いた最大3人まで利用できるスイート。ちょっとリッチなホテルの客室と変わらない、快適な空間です。バルコニーからは、明け方に都井岬を眺めることができました。
また、「かごんま解放船旅プラン」の特典として、往路のお部屋に志布志茶やお菓子が用意されていました。船内から鹿児島気分を味わえて、これからの旅への期待が高まりました。

移動しながら宿泊できて、しかも上等級のスイートで大満足。
移動しながら宿泊できて、しかも上等級のスイートで大満足。
特典のお茶は5種類のフレーバーがあり、飲み比べができます。

夕食・朝食は、船内レストランを利用しました(別料金)。好きなものを好きなだけいただける夕食バイキングが1,500円とはお得です。鹿児島の海の幸グルメとして知られるきびなごのお刺身や豚の角煮など、ご当地メニューも楽しめました。

「さんふらわあ きりしま」の3フロア吹き抜けになったアトリウム。プロジェクションマッピングも楽しめ、非日常のクルーズ気分が味わえます。
「さんふらわあ きりしま」の3フロア吹き抜けになったアトリウム。プロジェクションマッピングも楽しめ、非日常のクルーズ気分が味わえます。

「さんふらわあ さつま/きりしま」は、大阪南港を夕方に出発、船内で食事・入浴、夜寝ている間に移動して、翌朝起きたら鹿児島・志布志港に到着します。朝イチから無理なく鹿児島旅行を楽しめるので時間を有効に使えますね。

[ 鹿児島県の旅 ] #1 フェリー『 さんふらわあ きりしま 』 ~ バルコニー付きのスイートルームで、大阪南港から鹿児島志布志港へのフェリー旅 ~

朝到着してすぐにドライブ観光へ。ホテルチェックインまで鹿児島の絶景観光&地元グルメを味わう

翌朝8:55、「さんふらわあ きりしま」は鹿児島・志布志港に到着。車両甲板に降りて車に乗り込み、いよいよ鹿児島観光のスタートです。下船して最初に向かったのは、絶景パワースポットの荒平天神(菅原神社)。満潮時は参道が水没するため参拝できなくなる神社で、季節や時間帯によってさまざまな表情が見られます。

菅原道真公が祀られた社殿には、かなり急な階段を登らなければなりません。
菅原道真公が祀られた社殿へは、かなり急な階段を登らなければなりません。

ドライブの途中、「道の駅たるみず 湯っ足り館」に立ち寄りました。道の駅の敷地内には「国旗日の丸のふるさと」と書かれた石碑がありました。

桜島を望む絶景の足湯でしばし休憩。

宿泊する「界 霧島」にチェックインする前に、日本初の黒酢レストラン「黒酢の郷 桷志田(かくいだ)」でランチの腹ごしらえ。すべての料理に黒酢を使った「黒豚の黒酢酢豚ランチコース」と「鹿児島県産 黒酢もろみ和牛 極上もも肉ステーキコース」をいただきました。

黒豚の黒酢酢豚ランチコース

黒酢を熟成するかめ壺が並ぶ、圧巻の風景。200年以上前から続く、鹿児島県・福山町だけでしか見られない光景です。

ランチの後は、温泉が流れる滝として知られる丸尾滝や、地中から湧き上がる蒸気に地球のエネルギーを感じる硫黄谷噴気地帯公園などを観光。そして、「界 霧島」に向かいました。

[ 鹿児島県の旅 ] #2 絶景パワースポット神社 荒平天神 / 桜島を望む絶景足湯 道の駅たるみず / 日本初の黒酢レストラン「黒酢の郷 桷志田」 / 温泉の滝 丸尾滝など ~ 絶景ドライブ編 ~

桜島や霧島高原を見晴らす絶景ビューの温泉旅館「界 霧島」で、「おもてなし」を尽くした癒しの時間を過ごす

鹿児島初日の観光を終えて「界 霧島」に到着。案内されて客室に入った瞬間、大きな窓から見える雄大な景色に圧倒されました。

今回宿泊した「薩摩シラス大地の間」和室の中を見回すと、鹿児島の伝統工芸品である薩摩和紙や大島紬など、細部にまでこだわりが感じられるインテリアです。また、プラン特典の「もじょか焼酎セット」や「茶いっぺセット」が、客室以外の場所に持ち出して楽しめるよう、おかもちに用意されていて、お気に入りの場所を見つけて楽しめました。

情緒豊かなスロープカー
大浴場のある湯浴み小屋

続いて、お待ちかねの温泉です。客室棟から大浴場のある湯浴み小屋までは、情緒豊かなスロープカーで向かいます。アトラクションのようなワクワク感がありました。スロープカーですすき野原を進んだ先に、ポツンと佇む湯浴み小屋が。その景色は、まるで絵画のようで印象的でした。

自然の草原の中で浸かる温泉は格別。日常を忘れさせてくれる至福のひと時です。

湯浴み小屋以外には何もない草原で、自然の絶景を眺めながら入る露天風呂の開放感は格別。夜にも入浴しましたが、きらめく満天の星空を見ることができました。

夕食・朝食は半個室のプライベート感ある食事処で。
夕食・朝食は半個室のプライベート感ある食事処で。
※写真提供:星野リゾート

夕食は、鹿児島県産の食材や郷土料理を楽しめるメニューで、味もおなかも大満足。特に鹿児島県の名産品である黒豚のしゃぶしゃぶが絶品でした。飲み物は、鹿児島県の焼酎飲み比べセット(別料金)を注文。また、龍門司焼の器や島津家の家紋入りの岡持ちなど、目でも楽しませていただきました。

鹿児島県の名産品・黒豚のしゃぶしゃぶ。かつお出汁でいただきます。
鹿児島県の名産品・黒豚のしゃぶしゃぶ。かつお出汁でいただきます。
鹿児島県の焼酎飲み比べセット。左から伊佐小町(大口酒造)、だいやめ(濱田酒造)、蔵の師魂 The Pink(小正酒造)。

夕食以後は、ご当地楽「天孫降臨ENBU」を鑑賞。日本建国神話にゆかりが深い霧島の神聖さを感じる圧巻の演舞でした。

翌朝は早起きして、天孫降臨体操を体験。体を動かして気持ちもすっきり。削りたての鰹節やその場で焼いて食べるさつま揚げなど、おいしい朝食をしっかりいただきました。

館内の窓から見える景色はどこを見ても絵になります。また、いたるところに工芸品などがあり、鹿児島の文化や伝統を感じることができる素敵な宿でした。

ビューテラスで絶景を眺めながら、味わう「もじょか焼酎セット」「茶いっぺセット」は格別。

なお、「界 霧島」のスタッフの方に伺ったおすすめの滞在スケジュールを紹介します。ぜひ滞在時の参考にしてみてください。

「界 霧島」1日目
15:00 チェックイン
16:00 「温泉いろは」で泉質にあった入浴法を学ぶ
16:30 ビューテラスで「もじょか焼酎セット」を楽しむ
17:30 夕食、黒豚しゃぶしゃぶを味わう
21:15 ご当地楽「天孫降臨 ENBU」鑑賞
22:30 茶香炉の香りでリラックスして就寝

「界 霧島」2日目
07:00 現代湯治体操「天孫降臨体操」に参加 
07:30 朝食
09:00 ビューテラスで「茶いっぺセット」を楽しむ
12:00 チェックアウト
※「もじょか焼酎セット」と「茶いっぺセット」は、「かごんま解放船旅プラン」の特典です。

界 霧島

住所
鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21
アクセス
志布志港から車で約1時間15分(約65km)
電話番号
050-3134-8092(界予約センター)
チェックイン/チェックアウト
15:00/12:00
駐車場
50台(高さ制限なし)・無料

[ 鹿児島県の旅 ] #3 星野リゾートが運営する温泉旅館 『界 霧島』 ~ 全室桜島を見渡す絶景ビューのお宿で、鹿児島の郷土料理とスロープカーで行く湯浴み小屋なども魅力 ~

定番の霧島神宮や桜島から、知る人ぞ知る穴場の観光スポットまで。出港までの時間をたっぷり鹿児島観光

「界 霧島」のチェックアウトは12:00。のんびり・ゆったり過ごすこともできるのですが、行きたい観光スポットがいくつもあったので、早めにチェックアウト。まずは、パワースポットとしても有名な霧島神宮へ向かい、そのあとは築100年以上のレトロな木造駅舎が残るJR肥薩線の嘉例川(かれいがわ)駅へ。鉄道好きはもちろん、インスタ映えするフォトジェニックなスポットとして若い女性にも人気の場所です。

駅舎は鹿児島県内最古で国の登録有形文化財。
駅舎は鹿児島県内最古で国の登録有形文化財。
ローカルでレトロな雰囲気が郷愁を誘います。
ローカルでレトロな雰囲気が郷愁を誘います。

薩摩藩主島津家の別邸だった大名庭園・仙巌園では、庭園の見学と、茶寮で「さりょくま(茶寮の白くま)や芋ブリュレなどをいただきました。立て続けに、仙厳園近くにある平田屋で鹿児島名物のぢゃんぼ餅(両棒餅)もペロリ。ちなみにぢゃんぼ餅の名称の語源は、両棒の中国語発音(りゃんぼう)がなまったなど諸説あり。

愛らしい「さりょくま」。食べる前にパシャリ。
愛らしい「さりょくま」。食べる前にパシャリ。
ぢゃんぼ餅は、大きい(ジャンボな)わけではありません。
ぢゃんぼ餅は、大きい(ジャンボな)わけではありません。

それから、桜島フェリーに乗船して桜島へ。船内では人気のかけうどんを食べました。
桜島では、湯之平展望所、赤水展望広場・叫びの肖像、有村溶岩展望所、黒神埋没鳥居を回り、島内をほぼ半周。桜島を堪能して、志布志港へと向かいました。

桜島・北岳の4合目に位置する湯之平展望所は、桜島で一般の人が立ち入りできる最高地点(標高373m)。

[ 鹿児島県の旅 ] #4 霧島神宮 / 嘉例川駅 / 仙厳園 / ぢゃんぼ餅 平田屋 / 桜島フェリー / 湯之平展望所 / 赤水展望広場・叫びの肖像 / 有村溶岩展望所 / 黒神埋没鳥居

沈む夕陽と昇る朝日を眺めつつ、フェリーで大阪へ

復路は「さんふらわあ さつま」に乗船。潮の流れなどの影響で、復路は往路よりも1時間15分ほど乗船時間が短くなります。復路もスイート船室で快適でした。

レストランでのバイキングは、往路と違うメニューが楽しめるのもポイント。たっぷり、おいしくいただきました。
船内ショップで購入したお土産物のお菓子などをおつまみに、くつろいで焼酎を部屋飲み。レストランや船内ショップではクレジットカードで支払いができるのは便利ですね。

朝食後、とてもきれいな朝焼けが見えました。

朝食後、とてもきれいな朝焼けが見えました。3泊4日の旅行中、天候にも恵まれ、大満足の鹿児島旅行ができました。

[ 鹿児島県の旅 ] #5 最終回 フェリー『 さんふらわあ さつま 』 ~ バルコニー付きのスイートルームで、鹿児島志布志港から大阪南港へのフェリー旅 ~

この記事・動画を見て、「さんふらわあ」で行く鹿児島観光の参考にしていただけたらうれしいです。

<編集部コメント>
今回紹介した『界 霧島に泊まる「かごんま解放船旅プラン」4日間』プランは、往復フェリー運賃(スイート船室) 、往復乗用車航送運賃(1台/6m未満)、「界 霧島」宿泊代(夕・朝食付)がセット。特典として、「さんふらわあ」の往路船室では志布志茶・お菓子、「界 霧島」では茶香炉、もじょか焼酎、茶いっぺが無料で付いてきて、とてもお得なプランです。また、プラン紹介のホームページでは、今回紹介した鹿児島の観光スポットのほかに、おすすめのモデルコースが掲載されていますので、ぜひチェックしてみましょう。
「さんふらわあ」では、星野リゾートとの共同企画として、今回紹介した「界 霧島」のほか、「界 別府」に泊まるプランもあります。「さんふらわあ」と「界 霧島/界 別府」を利用して、上質な旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

≫界 霧島に泊まる「かごんま解放船旅プラン」 4日間
≫界 別府に泊まる「ドラマティック船旅湯治プラン」 4日間

「さんふらわあ」×「界」
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