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こちらは『大型フェリー「さんふらわあ」航行中の船内における携帯電話の電波状況を大調査!』の資料や参考データなどをまとめたページです。
「さんふらわあ さっぽろ」船内で、携帯電話の電波状況を徹底調査した詳しい内容は、こちらの本編をご覧ください。
*本記事は2020年の内容を、2022年12月に情報をアップデートしたものです。
電波強度と通信速度
■電波強度
基地局からの電波を、携帯端末がどのくらいの強度で受信できているか(電波が強い・弱い)を「dBm(デシベルミリワット)」という単位の数値で表します。スマホの場合、おおむね-80dBm以上なら良好(電波が強い)、-100dBm以下はつながりにくい(電波が弱い)とされており、スマホ画面左上の「アンテナピクト」の縦棒が何本表示されるかで示されます。
なお、同じ電波強度(dBm)を受信していても、キャリアによってアンテナピクトの本数が異なります。また、携帯端末の種類(ガラケーやスマホなどの機種)によっても表示される本数は異なります。
今回の調査では、電波強度の数値(dBm)によって下表のように定義しました。
■通信速度
スムーズでストレスが少ない通信を行うには、通信速度が重要になります。通信速度は「一定時間に送受信できるデータ伝送量」のことで、「Mbps(メガビットパーセカンド)」などの単位で表します。「bps」は「bit per second」の略で、1秒間に何bitのデータを伝送できるかを示していて、30Mbpsであれば1秒間に30メガビット(=3.75メガバイト)のデータを伝送可能です。
例えば、スマホでニュースサイトを表示する際、通信速度が速ければ、画像が複数あっても短時間でダウンロードして表示できます。通信速度が遅ければ、写真付きのメールを送信する場合に、何十秒も時間がかかったり、時間がかかりすぎて送信できないことも起こり得ます。
通信速度については、今回編集部が調査したところでは、上り(送信/アップロード)/下り(受信/ダウンロード)数値の目安は概ね下表のとおりとなりました。
船内での測定場所
■「さんふらわあ さっぽろ/ふらの」船内見取図
下図①~⑥の6か所で定点調査を実施。①と⑥には電界強度測定器を設置して連続測定を行いました。
大洗発→苫小牧着の電波強度・通信速度調査結果
注1)各グラフは、電波強度は約10分おき、通信速度は約30分おきに計測した数値を折れ線グラフとして制作したものです。
注2)各グラフの数値および海域の通過時間は、調査当日のものであり、気象・海象状況ほかさまざまな条件によって異なります。
1.電波強度調査結果
(1)本船左舷、陸側(レストラン内窓際)
(2)本船右舷、海側(ショップ前プロムナード)
2.通信速度調査結果
(1)本船左舷、陸側(スーペリアオーシャンビュー客室内窓際)
(2)本船右舷、海側(ショップ前/レストラン前プロムナード)
(3)船外デッキ
「さんふらわあ さっぽろ」船内で、携帯電話の電波状況を徹底調査した詳しい内容は、こちらの本編をご覧ください。
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