もくじ

大勢の人を乗せて長距離航行する「さんふらわあ」。“カジュアルクルーズ”として、また旅行の移動手段として利用されるのはもちろんですが、実は大量の貨物車両輸送手段としても活躍しています。「さんふらわあ」のようなカーフェリーをはじめとした船舶による海上輸送は、効率的で環境にやさしい輸送として注目されています。

さまざまな車両を一度に大量輸送できる「さんふらわあ」

気軽に非日常的な船旅“カジュアルクルーズ”を楽しめる「さんふらわあ」は、大勢のお客様を乗せることができますが、商船三井客船が運航する客船「にっぽん丸」とは違い、乗っているのは人だけではありません。“カーフェリー”という名の通り、お客様の乗用車やバイクなどの車両や、さらには、さまざまな貨物を積載したたくさんのトラックも「さんふらわあ」で輸送しています。特に、本州と北海道間に道路はないので、車両の往来にはカーフェリーの利用が必須となります。「さんふらわあ」は、人もクルマも貨物車両も、一度に大量に運ぶことができる、効率のよい輸送手段なのです。

環境にやさしい「モーダルシフト」

「モーダルシフト」という言葉を聞いたことはありませんか?モーダルシフトとは、『トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること』(国土交通省)を言います。国内の物流を支える輸送手段の中で、よりCO2排出量削減につながる方法(モード)を選択して組み合わせることが、国の政策で推進されています。
海洋国家である日本において、海上航行する「さんふらわあ」はとても効率的で環境にやさしい輸送手段と言えます。
例えば、トラックと船舶とで、重量1トンの貨物を1km運ぶ際のCO2排出量を比較すると、船舶はトラックの約1/6とされています(船舶のCO2排出量=約0.038kg、トラックのCO2排出量=約0.232kg)。
※数値は国土交通省データ(2017年度)より。
「さんふらわあ」が就航する航路を例に計算してみると、CO2の総排出量を約50%以上も削減できることがわかります。

例1:兵庫県姫路市から佐賀県鳥栖市まで、20トンの貨物を運ぶ場合のCO2排出量

■CO2排出量の内訳==========

▼トラックによる陸送▼

▼「さんふらわあ」を活用した海陸複合輸送(モーダルシフト)▼

例2:東京都町田市から北海道札幌市まで、20トンの貨物を運ぶ場合

■CO2排出量の内訳==========

▼トラックによる陸送(青森~函館間のみフェリー利用)▼

▼「さんふらわあ」を活用した海陸複合輸送(モーダルシフト)▼

国土交通省データ(2017年度)を基に算出。

ドライバーにやさしい「モーダルシフト」

トラックだけによる陸上輸送から、フェリーを組み合わせた海陸複合輸送へ転換する「モーダルシフト」は、CO2排出量削減に加え、トラックドライバーの長距離運転による労働負担軽減や法令遵守にも貢献します。
長距離トラックドライバーの長時間労働の改善は、ドライバー自身の健康や労働環境を改善するだけでなく、疲労に伴うトラック事故の削減や交通渋滞の緩和につながることから、大きな社会的課題となっています。労働環境の改善に向け、拘束時間の上限や休憩時間の下限の基準が告示されるなど、規制の強化が進められています。
トラックドライバーにとって、「さんふらわあ」での移動時間は休憩時間となります。しっかりと睡眠のとれるドライバーズルーム、ゆったりと疲れを癒せる大浴場やおいしい食事が食べられるレストランなどが備わっています(船舶により仕様は異なります)。

また貨物輸送に限らず、例えば東大阪市から大分県別府市までのような長距離の自家用車による移動でも、大阪南港から別府港まで「さんふらわあ」を利用して“海上のホテル”に宿泊することで、ドライバーの運転疲労は削減され、単なる長距離移動は快適な船旅へと転換されます。「モーダルシフト」は、地球環境だけでなくドライバーにもやさしいのです。

環境にやさしい必要不可欠な社会インフラとして、「さんふらわあ」は進化する

商船三井グループでは、フェリー・RORO船(Roll-on Roll-offの略で、トラックや乗用車を自走で積み下ろしできる船)を、定時性に優れた安全性の高い物流手段であり、重要な社会インフラであると考えています。貨物と旅客の輸送サービスを通じて、地方創生の一翼を担うとともに、多くの人々の生活に豊かさを提供しています。

また、2022年末から2023年前半には、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリーとなる2隻の新造「さんふらわあ」が、大阪~別府航路に就航予定です。LNGは、従来のフェリーの燃料である重油に比べて、発熱量あたりのCO2とNOx(窒素酸化物)の排出量が少なく、SOx(硫黄酸化物)はほぼ排出しないという、非常に環境性能に優れた燃料です。新造船が完成すれば、今まで以上に「モーダルシフト」のメリットが大きくなると期待が寄せられています。

効率的で環境にもドライバーにもやさしいカーフェリー。次の旅行では、移動・宿泊に「さんふらわあ」を利用した環境にやさしい船旅で、流行りのエコ消費を実践してみませんか?

■「さんふらわあ」各航路船舶の旅客定員と車両搭載数(2020年1月現在)

ドライバーにも環境にも優しい「さんふらわあ」で、
船旅に出かけてみませんか?

関西~九州航路 「フェリーさんふらわあ」はこちら

※「フェリーさんふらわあ」のWEBサイトへリンクします。

関東~北海道航路 「商船三井フェリー」はこちら

※「商船三井フェリー」のWEBサイトへリンクします。

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