もくじ

年末年始や春休み、ゴールデンウイーク、夏休みなどに、家族で国内旅行に出かけるという方は多いでしょう。タイミングを人とずらしてお出かけする方も増えています。情報を集めてリサーチし、プランを立てる段階から楽しみな家族旅行ですが、目的地までの移動・交通手段はどのように決めていますか?
マイカーがあるから車、遠いから飛行機や新幹線…。行先や目的によっては「長距離フェリー」が、もっともふさわしく、快適な場合もあります。

 
関東から北海道・札幌への移動。陸路・空路・海路 交通手段、どれが正解?」の記事では、関東から北海道・札幌へ移動する際の各公共交通機関の特徴を比較しました。この記事ではそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

家族旅行の長距離移動手段は、車、新幹線、飛行機、そしてフェリー!

国内の家族旅行で、離れた目的地に長距離移動する際の主な交通手段を挙げてみましょう。

◆自動車(マイカーやレンタカー)、長距離バス
◆新幹線や電車(鉄道)
◆飛行機
◆長距離フェリー(カーフェリー)

どれを選択するかは、家族旅行の目的や行先、子どもや高齢者がいるか、日程、予算、プラン内容などによって異なります。各交通手段のメリット・デメリットを理解していれば、長距離移動がもっと快適でラクになるかもしれません。
では、それぞれのメリット・デメリットを紹介しましょう。

〈車のメリット・デメリット〉
自由なドライブを楽しめるが、渋滞や運転疲れは覚悟して

マイカーやレンタカーでの家族旅行は、荷物が多くても持ち歩かずに済み、自由が利くのが特徴。特に、小さな子どもがいるご家族や子どもの人数が多いご家族は、公共交通機関を使った移動が大変な場合もあります。マイカーなら、自宅から車に乗り込んで目的地までそのままお出かけできるので楽です。
ただし、遠い場所へのドライブ旅行となると、ドライバーとなるパパやママが大変。特に関東や関西エリアでは、年末年始やお盆休み、行楽シーズンなどに、渋滞情報が毎年ニュースになるほど。大渋滞や長時間運転によるドライバーの疲労は覚悟しておきましょう。

【主なメリット】
◎自宅から車に乗れ、荷物が多くても持ち歩かずに済む。
◎家族だけの空間で移動できる。
◎移動中の寄り道やルート選択が自由で、観光スポットめぐりがしやすい。
◎時間に縛られずに旅行できる。
◎子連れや高齢者の移動が楽で安心。
◎マイカーなら、ガソリン代や高速料金などだけで済み、移動にかかる費用が経済的。
◎長距離バス利用の場合、運転しなくて済み、比較的安価。

【主なデメリット】
●渋滞にはまると、みんながイライラして車内の雰囲気が悪くなることも。
●移動中は、ずっと座ってシートベルトを着用で、身動きがとりづらい。
●長時間のドライブで、子どもが飽きてしまうこともある。
●トイレ問題。特に渋滞の高速道路などでは、行きたくなってもすぐ行けないことも。
●運転者は事故を起こさないよう、注意して、緊張して運転するため疲れる。旅行先でリフレッシュしても、帰りも運転でまた疲れる。

〈鉄道のメリット・デメリット〉
乗り継ぎ次第で行先は多彩。時間や費用がかさむケースも

子どもが新幹線や電車好きなど、家族に鉄道好きがいるなら、鉄道旅もよいでしょう。乗り継ぎを重ねれば、沖縄以外の都道府県のさまざまな観光スポットへ行くことができます。エリアや期間によっては、エリア内の駅が乗り降り自由になるお得なきっぷなどが販売されている場合もあります。発着時間が比較的正確なので、事前に細かく観光スポットや訪れる場所をリサーチして計画的な旅行をする人に向いていると言えるでしょう。
ただし、年末年始やお盆休みなどの繁忙期にはかなり混雑することも。また、ルートによっては意外と移動時間や運賃がかさむ場合もあります。

【主なメリット】
◎発着時間の正確性が高い。
◎北海道から鹿児島まで線路がつながっていて、乗り継いでいろんなところへ行ける。
◎場所によっては、車内から絶景が見られたり、ご当地名物の駅弁が食べられたり、楽しみがある。

【主なデメリット】
●繁忙期は車内だけでなく駅のホームが混雑することも。乗車率が100%を超え、座れない場合もある。
●基本的には移動中ずっと座っていなければならない。座席が空いてなければ立っていなければならない。
●目的地によっては移動に時間がかかる。
●運賃が飛行機よりも高くなる場合がある(飛行機の割引率による)。
●子連れや高齢者がいる場合、荷物が多い場合、移動や乗り換えが大変。
●駅に到着した後の移動は、徒歩かバス・タクシー、レンタカーとなり、駅から離れた場所への移動が大変な場合も。

〈飛行機のメリット・デメリット〉
圧倒的に移動が早いが、普通運賃だと高くなる

何といっても、飛行機での移動は早いのがメリット。普通運賃は高めですが、早めの予約や割引プラン、格安航空会社(LCC)の利用などで、割安運賃で搭乗できるケースも。ホテル宿泊がセットになったパックツアーも豊富で、希望のものを選ぶことも可能です。
ただ、空港からの移動手段をどうするか、しっかり計画を立てておく必要があります。また、乳幼児連れの場合、気圧の変化などの影響にも注意しましょう。

【主なメリット】
◎移動時間が短くて済み、離れた目的地にも早く行ける。
◎早めの予約やLCC利用などで運賃を抑えられる可能性がある。

【主なデメリット】
●普通運賃だと、他の移動手段と比べて高い。
●トイレに行く以外、ずっと座っていなければいけない。
●小さな子どもを連れて搭乗する場合、泣いたりぐずったりすることも。
●荷物が多いと空港で預ける手間が発生する。LCCの場合、追加料金が必要な場合も。
●目的地の空港からの移動手段を考えておく必要がある(レンタカー、バス、タクシー、電車やモノレールなど)。

〈長距離フェリーのメリット・デメリット〉
車やバイクごと乗船して移動でき、個室での宿泊も可能

長距離フェリーは、目的地までの移動に時間がかかりますが、船内でホテルのように宿泊ができるので、移動自体を旅行として楽しめます。海の上を移動しながら宿泊でき、個室を利用すれば他の乗客との接触を少なくし、家族だけで過ごせます。他の公共交通機関のように席に縛られることなく船内を自由に動き回れるのもポイント。デッキに出て夜空にきらめく星を見ることもでき、普段とは違う非日常の家族旅行が楽しめます。
また、車やバイクごとフェリーに乗せられるため、“車移動のメリット”もあるのがフェリーの特徴です。長距離の移動はフェリーに任せ、目的地での運転だけでよいので、運転手の負担が少なくて済みます。

【主なメリット】
◎マイカーごとフェリーに乗せられ、長距離運転が不要。渋滞も無縁。
◎バイクや自転車での乗船、もちろん徒歩での乗船もOK。
◎港に着いたら、マイカーですぐに自由に移動できる。
◎移動中、席に座っている必要がなく、船内を自由に歩き回れる。
◎個室を利用すれば、ホテル感覚で宿泊でき、家族だけの空間を楽しめる。
◎キッズスペースやゲームコーナーがあるほか、船内イベントなども開催される。※
◎ペットと同じ部屋で移動でき、ドッグランを備えた船もある。
◎移動しながら宿泊できるので効率的。
◎大浴場に入れてゆったりくつろげ、疲れを癒せる。
◎他の公共交通機関と比べて運賃が安い。1泊分の宿泊費も含んだ運賃なので経済的。
◎非日常的な旅の時間が過ごせる。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、通常の営業状況とは異なる場合があります。詳細は各社ホームページをご確認ください。

【主なデメリット】
●航路が限定されている。
●時間がかかるので、日程的な余裕が必要。

マイカー×フェリーは“いいとこどり”で、快適な家族旅行ができる!

小さな子どもと一緒の旅行、遊びたい盛りの小学生を含む家族旅行、思春期の中高生との親子旅行、はたまたおじいちゃんやおばあちゃんなど高齢者も一緒の親子三世代旅行など、家族旅行のスタイルはさまざま。
旅行するうえでの条件を考慮して、どの交通手段で長距離移動すべきかを判断するのがおすすめです。意外にも、今まで考えたこともなかった「長距離フェリー」を利用した家族旅行は、子どもたちにとって珍しい体験として、きっと思い出に残るでしょう。
フェリーによる長距離移動のメリットと、車移動のメリットの両方が活かせる「さんふらわあ」に乗船する家族旅行を、ぜひ検討してみてください。「さんふらわあ」は、首都圏~北海道、関西~九州で運航しており、さまざまなお得なプランや割引も用意されています。あなたの家族にピッタリの旅行を計画して、お出かけしましょう!

家族旅行に便利な「さんふらわあ」のお得なプランの一部をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

◆首都圏~北海道航路(茨城県・大洗港~北海道・苫小牧港)

◆関西~九州航路(大阪南港~別府国際観光港、大阪南港~鹿児島県・志布志港、神戸港~大分港)

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